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□ 2010/08/18 岩ガキ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
夏場に八戸へ行った時は食べるようにしているのが「岩蛎」だ。身が大きく味も円やかだ。「R」の付く月は危険だと信じている者がいるが、全くの迷信だ。冷蔵設備の無かった時代ならいざ知らず、現在の生鮮食料品の流通課程で問題が起きる心配はまずない。それに{R云々…}は西洋でのこと。 大根おろしで綺麗に洗い、三杯酢にモミジオロシ、浅葱の小口切りを散らし…で食べたかったが、自分で料理する訳でもない妻が面倒臭がった。結局は剥いた蛎を水洗いしただけで、レモンを絞って食べた。 前回は秋田産だったが、今回は宮城県産だ。前回の物の方がミルクが多く、旨みは強かったが、今回は台風のせいか品薄だったのでコチラにした。 |
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八戸には地元で人気のホヤもあるが、酒の友としては余り好まない。決してまずい訳ではない。大変な珍味だとも思う。然し、舌に残るスースー感と強い磯臭さは頂けない。日本酒の味が壊れる。酒と肴は補完関係に無ければならないと思う。どちらか一方が勝ってはいけない。どちらかと言うと安酒向きの肴だ。
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□ 2010/08/17 パヤパヤ(PAYAPAYA)とバヤバヤ(BAYABAYA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
最近は余り使わなくなったが、妻が「パヤパヤすな!」をよく使った。面白い響きなので一発で気に入った。母親が使っていたそうだが、兄と姉はバヤバヤ(bayabaya)を使いパヤパヤ(payapaya)は使わないと言う。因みに妹はパヤパヤ(payapaya)を使いバヤバヤ(bayabaya)は使わない。年代の違いでもなさそうだ。使い方を親戚のお年寄りに尋ねたが、両方とも使うようで詳しいことは誰も知らない。用法から察するに、パヤパヤ(payapaya)は、目的も無くウロウロする様を表す言葉らしく、バタバヤ(bayabaya)は、ん〜判らん!!! パヤパヤは、東京で使うブラブラと使い方が似てはいるが、子供が親にまとわりつき、うっとおしい場合にも使う。その辺はブラブラとは明らかにニュアンスが異なる。実に面白い。 八戸弁は南部弁の範疇に含まれる。盛岡では湯上りや酒で赤くなった様をバヤバヤと言うらしいが、これは八戸とは明らかに用法が異なる。ある説によると八戸で使われるパヤパヤは津軽弁らしいので、バヤバヤはそれに近い使われ方をするのだろうと勝手に想像している。 つまり、バヤバヤは大したことではないが、ある種の目的を持った行為を指すのではなかろうか。どちらにしても不思議ワールドではあることに違いはないが… 「カラヤキ」も面白いのでたまに使わせてもらっている。怠け者、ものぐさの意だが、この方言も現在では余り使われないようだ。 擬態語でも擬声語でも、地方にはその地域で育まれた特別な表現がある。それが失われて行くことは寂しいことだ。他の地域の者に理解できず、意思疎通を欠く恐れは確かにある。だからと言って己の文化を否定する必要は全くない。意味を正しく相手に伝える努力を惜しまねば、方言もいずれは全国区になる筈だ。 関西人はかたくなに方言を変えようとはしない。誇りにすら思っているようだ。多く使われるようになれば自然と理解されるようにもなる。 全く関係ないが、パパパヤーッ♪はザ・ピーナッツだ! |
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□ 2010/08/16 東京の雑踏に戻った | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
真夜中に東京に戻った。途端にくしゃみが出て鼻水が出た。恐らく雑踏の埃のせいだろう。八戸にいる最中は快適だったのに、全く! 新幹線から山手線に乗り換えると臭い!すえたような汗の匂いだ。夏の雑踏はこの匂いが嫌だ。しかしこの空間に身を置くと心安らぐ。東京生まれの東京育ちはそんなものだろう。 東京はいつも賑わっている。どこもかしこも人だらけだ。その賑わいがこの大都会を支えてきた原動力だ。八戸は中心街でも人の姿がまばらで閑散としていた。街にまるで活気が無い。その割に妙にビジネスホテルが乱立している。乗ったタクシーの運転手に尋ねると、その運転手曰く、現在は多くの企業が八戸に常設の営業所を置かず、必要な時だけ営業の者ホテルに滞在させるようになったらしい。経費節減と同時に、如何に仕事量が少ないかの証左だとも言える。 |
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下は八戸で購入した「祝いリンゴ」。極早生の青リンゴで8月のお盆時期に出回る。酸味の強い小玉のリンゴで、主に贈答品として用いられる。時期が時期だけにお供えやお土産用としt珍重されている。東京でも旧盆時期に1週間程度出回るのでご存知の方もあろうかと思う。 これを食べないと夏が終わらない。冷蔵庫で冷やし、多めに塩を振ってガブリつく、このリンゴの醍醐味だ。この極早生の青リンゴが終わると、次は皮ごと食べる極早生みかんだ。共にこの世で一番好きな果物だ。まるでデビュー当時の上戸あやのようだ。(よく解らない表現だが…) |
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□ 2010/08/13 ポケモン仕様の新幹線 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
妻の田舎に墓参りに行った。東京から八戸は偶然モケモン仕様の新幹線だった。出発5日前の予約だったが運よく往復とも確保できた。席が確保できない人が多い中でラッキーだった。臨時増発便の為かも知れない。 このポケモン仕様の列車は本数が少ないらしく、マニアに頼まれて全車両のキャラクターを撮影した。ついでに座席のカバーも記念に3枚頂戴した。 |
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全席指定になったせいか新幹線はかなり快適なった。東北新幹線も開業当時は盛岡までで、その先は在来線を使い八戸まで行った。恐ろしく揺れる列車だったことを覚えている。今は直接八戸まで行けるし、立ち席の客が張り込んで来ることもないので不快な思いをしないで済む。隔世の感がある。 当初のお盆時期の新幹線は、朝の山手線の混雑と大差なく、グリーン車以外はトイレに行くことすら叶わなかった。無理すればトイレに辿りつくとはできたが、「漏らさずに」となるとかなり勇気が必要だった。行けたとしても元の席に戻ることはほぼ不可能だった。故に、その頃はグリーン車が確保できない場合は空の便を利用していた。実に便利になった。 |
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八戸駅から在来線を利用して本八戸まで行くことにした。最初はタクシーでホテルまでと考えたが、妻の提案でこちらを選んだ。 新幹線で冷やされた体には在来線の暑さは尋常でなかった。冷房の無い車両は熱中症を誘発しかねない状態だ。天井の扇風機の風が暑い!死ぬかと思った。 |
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