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□ 2010/10/25 熊(クマ) 君子 危うきに近寄らず

熊は人を恐れるために、人の気配を感じると気付かれないようにその場からは遠ざかる。襲うのは突然人間と遭遇した恐怖心、または子連れの場合だったりすると云われる。また、山道を行く時には、鈴やラジオを大きな音で鳴らし、人間の存在を熊に知らせることにより、遭遇する機会を減らすことが安全策だとも云われる。
ところが、一旦人間の弱さや無防備さを知ると、容易に襲える相手であることを理解する。人間への恐怖心は無くなり人間を襲うことになる。こうなると大変厄介だ。ましてや、殺し損ねて傷を負わせた「手負いの熊」は尚更だ。
昔、二十数頭の野犬に襲われたことがある。山中でなかったので何とか大事には至らなかったが、一つ間違えれば命の危険すらあった。狩猟シーズン直前に買い求めた猟犬を、シーズン終了時に山に置き去りにする輩が後を絶たない。来シーズンにまた新しい犬を求めるほうが、安上がりで面倒が無いからだ。
捨てられた猟犬は人間が恐ろしくないことを良く知っている。その猟犬が野犬化するのだ。これは危険極まりない存在だと言える。故に、音などで熊に人間の存在を知らせることは、わざわざ餌の在り処知らせるに等しいとの指摘も近年ではある。野犬化した狩猟犬のことを考えると、説得力のある指摘でもある。 

白クマに襲われる醸成
A woman jumped into a polar bear enclosure and was mauled by a bear. The woman leapt over bars at Berlin Zoo, Germany during the bear's feeding time
野生の熊
http://4travel.jp/traveler/shima77/album/10357335/

熊に限らず、動物が火を恐れると云うのは必ずしも正しくはないようだ。焚き火めがけて突進するサイの話しは有名だし、そのような習性を持つサイがいることも確かめられている。そのようなサイは「森の消防士」と呼ばれるそうだが、火事を予防する為に火に突進する程の知恵者とは思えない。
山中でキャンプすると、暗闇で光る獣の眼に気が付くだろう。焚き火の火が反射し所々で光る。余り気持ちの良いものではない。果たして彼らは焚き火を恐れて近づかないのか、それとも遠巻きに人間を観察しているだけなのかは判らない。近寄ってこないからと言っても、周囲に集まってきているのだから、さほど火を怖がっているとも思えない。本当のところはどうなのだろう。
■ 三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)→http://alecaoyama.hp.infoseek.co.jp/higuma.html
□ 2010/10/23 だいこん

大根の値が下がった。大根はアブラナ科の野菜で地、中海沿岸が原産地だと云われる。花は色(白)が違うだけでアブラナ(黄)そっくりだ。麦と一緒に西域から中国へ伝わり、そこで栽培野菜として改良され、日本へ伝来した。弥生時代には既に食べられていたようだ。
大根の花
下の写真は室町時代の古事記の写本(国学院大学デジタル・ライブラリー)だ。見辛いが赤い印の部分に「つぎねふ 山代女の 木鍬持ち 打ちし大根 根白の 白腕 枕かずけばこそ 知らずとも言はめ」と書かれている(らしい)…淤富泥が大根のことだ。難しい、今更遅いがもっと勉強しておけばよかった!サッパリだ。日本書紀にも「於朋泥」(おおね・大根)の名が出てくるらしい。
古事記の写本
大根は野菜類の作付け面積としては日本ではトップらしい。冬野菜の王様とも云われ、炭水化物消化酵素のジアスターゼ、澱粉分解酵素のアミラーゼ、蛋白分解酵素のステアーゼ等を含む。然しながら、世間で言われるほどビタミンCが取り立てて多くは無い。
漢方には「金博郎超強力勃起漢方大根」と勇ましい名がつけられたものがある。栄養が豊かで薬用の価値が高く「十月の人参」とも呼ばれるそうだが、所詮は大根、効果のほどは推して知るべしだ。
「大根足」は大根に姿かたちの似た女性の太い脚を指した言葉だが、大根役者の語源は何じゃろ。
語源由来辞典によると、①大根が白いことから「素人」とかけたとする説や、へたな役者ほど白粉(おしろい)を塗りたくることとかけたとする説など、大根の白さを語源とする説。②大根は滅多に食あたりしないことから、「当たらない役者」の意味とする説。③大根の鈍重な形からの連想など諸説あるが、正確な語源は未詳である。
文献上は「大根」のみで用いられた例が多いことから、もとは単に「大根」と言っていたが、野菜を指している訳ではないことを明確にするために「役者」が付け加えられたと考えられる。
□ 2010/10/23 森の命とドングリ 

世界中で急速に森林が減少している。日本はその中で狭い国土ではあるが、約7割が深い緑に覆われる大変恵まれた環境にある。台湾(中華民国台湾省)の知人によると、日本の山々は大変美しいと言う。台湾は別名フォルモッサ(ポルトガル語で”美しい”という意味で台湾の別名)と言われる程の島だ。ところが台湾には日本のような四季が無い。山々の木々は常に深い緑で、遠目には黒っぽく映る。それと比べると日本の山々は四季折々に姿を変え楽しませてくれる。
最近、熊や猪が民家近くに下りてきたり、釣り人に危害を加えたりとの報道が増えた。土地の乱開発で住処を追われた動物は数知れない。特に大型の熊や猪は生息可能な個体数が限られる。人間社会のように大きな集団を形成することは無い。最近の不景気では山野を大きく切り開くような乱開発は影を潜めた。だとすると原因は一体何処にあるのか。
熊や猪は肉食獣だと勘違いしている御仁も多いが、実は雑食で主な食料は木の実だ。この木の実が無くなれば人里へ下り、農作物を漁るのは致し方ないことだ。それでは木の実が減少した理由は何処にあるのか。この夏の異常とも言える暑さか、それとも他に原因があるのか。
ドングリ
森の動物の命を支えるのは楢(なら)や橡(くぬぎ)等の木の実、所謂ドングリだ。ドングリは非常に栄養価が高く、ネズミやリス等の小動物から、熊や猪等の大型獣までが命の糧としている。この素晴らしい恵みをもたらす木々には森に生きる動物(特に小動物)の命を巧みにコントロールしていることが判ってきた。
生き物は全て子孫を残すことに必死だ。落としたドングリを全て食べられてしまってはお先真っ暗だ。そこで彼らは動物の生息数をコントロールしながら繁栄を試みる術を身に付けた。
昔から「竹の花は不吉」とされた。竹は花を付けるとその後一気に枯れてしまう。全ての根が地中で繋がっているだけに厄介だ。見渡す限りの竹林がいとも簡単に全滅する。その時、大量の花が地面に落ち小動物の格好の餌となる。たらふく餌を食べた小動物は爆発的にその数を増やすが、問題はその先だ。今度は増えた数に見合うだけの餌が確実に不足し、飢餓が訪れる。
野ねずみ
ドングリも大量に実を付けた後は小動物が爆発的に増える。落とした実が全て食べられてしまえば繁栄の機会が失われる。ところが良くしたもので、小動物は食べきれないドングリを巣に持ち込んで保存する習性がある。硬い殻に守られたドングリは保存に向いている。必要以上に持ち込まれたドングリには、必ず食べ残しがでる。そこでドングリに繁栄のチャンスが訪れる。ドングリは発芽する為に地中に潜らねばならない。しかし、自分で地中に潜る力を持ち合わせていない。そこで小動物が利用される。
地中に残されたドングリの幾つかは、発芽を迎えることができる。それは種の繁栄が取り敢えず成功したことを意味する。
子孫が無事発芽したことを知ると、その翌年には極端にドングリの供給量が縮小される。小動物がそのまま爆発的に増え続けては種の繁栄にとって危険だからだ。こうして森の小動物はドングリによってその生息数がコントロールされ、森の秩序が護られる。実に見事な仕組みだ。そして大型獣もその影響を受け人里に下ることになる。
ドングリと落葉
 ドングリに関しては姉妹サイトの食の雑学で詳しく書く予定だが、一部をコチラに先に載せた。
□ 2010/10/22 芸能山城組の恐山と銅の剣舞

芸能山城組(げいのうやましろぐみ)は1974年に設立された音楽集団だ。タージ・マハール旅行団を率いる作曲家、小杉武久氏は、「地声と地音の集団、芸能山城組のサウンドは、口先だけのさえずり文明には音魂(ソウル)の乗り得ないことを解明しつつある。彼等は地声文明再生のための呪術師(シャーマン)たちでもあろう。」と語っている。
確かに合唱団とは言っても些か毛色が違う。構成員一人ひとりが生の声で歌う。全く既存の合唱団とは趣を異にする。下のジャケットは初版の「恐山・銅の剣舞」で、シングル盤では無くLP版だった。
芸能山城組
当時この芸能山城組を買い求めたのは、音楽的興味からでは無く、人間の声を生々しく、如何に歪まずに再生させるかと言う単なるオーディオ的興味からだった。
使用していたシステムでは針圧が0.5gの超軽量。風が吹いてもアームが踊り針が跳ぶ。故にターンテーブルは別室に設置してあった。LPをセットしたら急いでリスニングポイントへと移動する。と、いきなり大音量で鋭い悲鳴が飛び出た。さすがにこれは驚いた。心臓が止まるかと思った。
好き嫌いは別として、とにかく素晴らしい。聴けば聴くほど惚れ込むアルバムだ。しかし残念なことに冒頭の悲鳴のせいか、誰に聴かせても悪趣味だと言われ、興味を示す者は出なかった。
今でもこれを聴く(現在はCD)には音量を下げなければならない。ましてや夜間では110番される恐れがある。
□ 2010/10/21 街灯と防犯灯

街灯の設置工事が急ピッチで進んでいる。設置される街灯は警察の要請もあり、外向き(歩道側)に設置されるらしい。ここのところ「引ったくり」が目に見えて増加しているので、大いに評価できる処置だ。
だが、チョット待てよ。これって街灯では無く防犯灯じゃないの?と言うことで調べてみると、街灯はどうやら道路、公共用地、共有地等を照らすために設置される照明の総称とのことだ。

街灯工事
街の灯
226事件

「街灯」と言うと、目が見えない花売り娘と浮浪者との恋を描いた、チャップリンの名作「街の灯」(1931年)を思い出す者も多いだろう。この映画が製作された1931年の5年後に、チャプリンは京都を訪れている。くしくもこの時、昭和維新断行・尊皇討奸を掲げた青年将校による二・二六事件(1936年2月26日~29日)が発生している。
□ 2010/10/20 おみおつけ

「おみおつけ」を漢字で書くと「御御御汁」と御が三つも重なる。多くの人が「味噌汁」と「御御御汁」は同じもので、「味噌汁」を馬鹿丁寧にしたものが「御御御汁」だと思っている。これは大きな間違いだ。「御御御汁」は「御実御汁食」と表記するのが正しく、本来具沢山の食べる汁物を指す言葉だ。その証拠に最後に「食」の字が付く。
鶏肉団子と胡瓜の吸い物
写真は味噌汁ではない 鶏肉団子と胡瓜の吸い物
貧しかったせいなのか、母方の実家が関西出身だったせいなのかは知らないが、吸い物も味噌汁は具が少なかった。一方、地方のそれは驚くほど具沢山のものが多い。具沢山の味噌汁に出遭った時は、カルチャー・ショックを受けた。我が家では具沢山は品が無いとされたからだ。しかし「貧」はあった…
英語にも"eat soup"と"drink soup"との二種類の表現がある。皿のように直接持ち上げられない食器で、スプーンを利用する場合はeat、カップのように取っ手が付いていて、直接口を付けるものをdrinkと使い分けているいるようだ。尤も"drink soup"は数少ない。そこから行くと日本には「飲む汁物」は多い。恐らく中国や韓国では「飲む」は有っても極端に少ない筈だ。尤も中国や韓国では器を持ち上げることはタブーとされる。
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