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□ 2011/03/09 咲いた咲いた桜が咲いた

各地の桜の開花がニュースに取り上げられる季節となった。今朝も埼玉県の寒桜が紹介されていた。毎日通る散歩コースにも多くの桜の木がある。そのほとんどは「ソメイヨシノ」だが、毎年いの一番に咲く樹がある。今日その下を通ったので、そろそろかなと想い見上げると、既に開花を迎えていた。

早咲きのソメイヨシノ

まだ寒いこの時期に咲く花は、桜に限らず嬉しいものだ。「さいた、さいた、さくらがさいた」は小学校に入学した時に黒板に書いてあった文言だ。娘も成人し小学校に縁は無くなった。今は黒板に何と書かれているかは知らない。尤も娘の時も「さいた、さいた、さくらがさいた」ではなかったように記憶している。桜は咲くだけでなく「散る」場合だってある。人生まさに様々だ。
また、この季節を楽しみに待つ者もいれば、迎えたくないと望む者もいる。今年は花粉にアレルギーを持つ者にとっては最悪だ。平年の6~10倍も飛ぶらしい。病院始まって以来の最高値だと言われてから既に5年経つ。桜が咲くころには大分楽になるが、杉の後には 檜(ヒノキ)が控えている。憂鬱な季節でもある…
□ 2011/03/09 アポトーシスと言う不思議

有性生殖を行う生物は生殖行為により、雄(オス)と雌(メス)の遺伝子が複雑に絡み合う。場合によっては種の保存にとって望 まない組み合わせが現れることもある。この不都合を排除し、より良い状態を維持する為に、不必要な細胞を自滅させ、残された 細胞を健全に保つ「アポトーシス」と呼ばれる機能を声明は進化途中で取得した。
細胞が細かく分裂し胎児になる過程を科学番組等で見たことのある者は多い筈だ。ドラエモンの手のような状態が、徐々に指が形 作られる様子は神秘以外の何物でもない。丸いダンゴの様な状態から一本一本の指が形成される。指を作り出す為には、指となる 部分の間の細胞を自滅させる必要がある。そうして徐々に指が形作られる。全ては事前に用意された自殺プログラム「アポトーシ ス」によるものだ。
そこで頭に「自己犠牲」と言う言葉が浮かんだが、よくよく考えるとアポトーシスは「自己犠牲」とは少し意味合いが異なるよう な気がしてきた。目的の為に己が利益や命さえも省みない行為を指して「自己犠牲」と呼ぶが、「自殺プログラム」にはその様な 崇高さは感じられない。生命体自身をより良い状態で保つことに専念し、都合の悪い細胞を無理やり死に追いやる保身のシステム だからだ。…

胎児

仏教では自己犠牲を自我を捨て無我になる(般若心経)境地ことだと説く。法華経でも利他心を尊い行いだと教える。これはキリ スト教も同じで、友の為に命を捨てる以上に大きな愛はない(ヨハネ福音書)とも語っている。が、何れの宗教も自殺行為はこれ を認めていない。アポトーシスは宇宙の真理なのか、それともこの地球だけの生命維持装置なのか…
□ 2011/03/07 都会の長靴事情

前日の暖かさがまるで嘘のように、今日は午前中から雪が降った。昼頃が一番気温が下がるとの予報だったが、雪はなんとか止んだ。
都会では雪は降った後が面倒だ。凍った路面では必ず怪我人が出る。雪国の者に言わせると「歩き方が悪い」そうだが、履いている靴によるところも大きいような気がする。

雪になった
雪用ブーツ
極寒地用ブーツ

都会で販売される長靴(ブーツ)は総じて靴底のパターンが浅い。中にはヒール付きのものまでもある。実用性よりファッション性を重視しているからで、「雨用」であっても「雪用」ではない。
また男性はそもそも長靴を履く習慣が無い。泥濘(ぬかるみ)自体が存在しないからだ。凍った路をツルツルした皮底の紳士靴で歩くけば転倒しても何ら不思議ではない。歩き方が悪い以前の問題だ。
下のブーツは冬の厳しいアウトドア環境を考え購入した極寒地用ブーツだが、今は全く使う機会が無くなった。都会で履くと汗をかくし、わざわざ寒さの厳しい場所に出掛ける勇気も無い。以前は-20℃でも平気でキャンプを楽しめたのが嘘のようだ。
□ 20011/03/07 京都大学の情けない対応に憤る

一連の大学入試不正騒動で逮捕された予備校生の行為は褒められたことではないが、たかがカンニングだ。そんなに大騒ぎすることは無いように思える。カンニング程度で前途ある若者を犯罪者にして良いものか。思慮に欠けた大学側の対応には、些かの驕りと傲慢さを感じる者も多かったのではないか。
そもそもカンニングは科挙の昔から行われていた。試験があれば漏れなく付いてくるオマケだ。そのことを考慮し、未然に防ぐ手立てを考えるのは試験を受けさせる側の責任だ。今回はそれを疎かにしネット社会への無知を曝け出した大学側の焦りが見え隠れする騒動だった。

宋時代の科挙

今までも数多くのカンニング方法が考え出されてきた。今回は携帯電話とネット(ヤフー知恵袋)だっただけの話しだ。何が「根幹を揺るがす」大事だ。警察を介入させた大学側の対応は、明らかに行過ぎで一考を要するものだ。もっと寛大な気持ちで望めなかったのか。若者の前途を閉ざすような短絡した対応こそ「根幹」に関わる由々しき問題なのだと気が付くべきだ。人を責める前に考えなければならないことがある筈だ。
□ 2011/03/05 88888と77777

昼休み、姉妹サイトにアクセスすると、偶然にもカウンターが 88888 になっていた。以前も 77777 (#013・2010/11/12)の時に偶然アクセスしたことがある。これは凄い偶然だ。
即座にこの偶然を記録することにした。画像は Ctrl+Print でスクリーンショットをクリップボードに貼りつけ、それをエクセルに移してから Photoshop で JPG に加工したものだ。画像にある通り(小さくて見えないか…)今年の5月10日で無事開設3周年を迎える。それまでには何とか10万アクセスを記録したい。

姉妹サイト「トッポギレシピ趣味のウキ・操体法」
カウンター

姉妹サイトはここのところ急激にアクセス数が減少した。既に50万プレビュー以上は達成しているのだが、残念だ。Alexa traffic rank (世界ランキングサイト)は順位が100万を切らないと分析ツールが利用できないので、順位は気になっていたが、1月にはあと少しで100万を切りそうだったものが、今は何と 6.146.629 と大幅に後退した。何と一気に500万も順位後退したことになる。ヤレヤレ…世界は広い!
□ 2011/03/04 工場萌え
工場の夜景

「工場萌え」なるものが流行っているらしい。大規模工場地帯を抱える自治体では、町興しの良い機会だと捉えているようで、企画されるバスツアーはいつも満杯になる程の盛況だと云う。
暗闇に浮かぶコンビナートは一種独特の美しさがあるが、湾内で夜釣りを楽しむ者には見慣れた景色だ。何にでも「萌える」のが最近の日本人なのかも知れない。化学工場が「燃える」のは甚だ危険だが「萌える」のは大いに結構だ。

東京湾の夜景
三宅島の釣り

海面で揺れる工場の灯りは、幻想的でもあるが釣人には好まれない。特にウキ釣りをする者には邪魔以外の何物でもない。釣りの方法にはイロイロとあるが、ウキ釣りでは電子ウキやケミホタルを装着したウキを使う。真っ暗闇だとかなり遠くまで流しても確認できる。ところが工場の灯りが映し込まれた海面では、ウキがギラギラ揺れる灯りに溶け込み確認が難しくなる場合が結構ある。工場周辺は立ち入り禁止地区が多く。場荒れしていないので魚影が濃い場合が多い。
□ 2011/03/04 大学入試不正問題と携帯電話の個体識別番号

ここ数日は大学入試の不正問題が毎日ニュースになる。大胆にも試験会場で携帯電話を利用した不正行為で、山形県在住の女性が契約している携帯電話が使われ、昨日中にその息子に対し逮捕状が執行された。どのような方法で行ったかの詳しい報道はないが、一部の携帯電話にあるOCR機能が利用されたの指摘もある。犯罪を助長する気はさらさら無いが、せめて足の付かない携帯電話を利用する位の知恵が働いても良かったのではないか。危険を冒す割には余りにも幼稚でお粗末な結果に終わった。
携帯電話に限らずネット接続する機器は、全てネット上の住所ともいえるIP番号(個体識別番号)が割り振られている。電波も郵便ポストに入れる手紙と同じで、住所が無ければ相手には行き着けない。ネット接続するPCにもやはり固有のIPが振られている。つまり世界中に溢れる携帯やPC全てに固有の番号がある。発信元の特定を避けるには、PCではプロキシ・サーバーを幾つも通過させ、己を隠蔽方法がある。PCにはネット上の任意のサーバーを利用できる。しかし携帯電話は必ず契約した携帯電話会社のサーバーを経由する必要がある。携帯電話会社のサーバーには、発信元のIP番号に止まらず、その発信地点、発信時間、通話時間、接続先IP等も全て記録される。


警察からの要請(刑事訴訟法第197条第2項)があれば、携帯電話会社は契約者の住所・氏名を含め記録してある関連事項(ログ)全てを開示しなければならない。今回のような不正行為の実行者の特定や利用状況は一目瞭然になる。バカな奴だ。勉強は出来るのかも知れないが、賢くないことは確かだ。

Dokomo 本文との関係はない

面倒な手続き(法律的な)はあるだろうが、大学側は携帯電話抑止装置の早期設置に踏み切るべきだ。設置目的やその理由に正当性があれば反対する者も出ないし、政府も動く筈だ。しかし、センター試験のような場合はどうするかとの問題も残されるが、法の改正と整備には早々と着手すべきだ。
事前に不正が行えないようにコントロールさえ出来れば、将来ある若者が不正を犯さずに済んだかも知れない。やってしまったことは今更どうしようもないが、不正を行えないような環境を整えるのは大人の務めだ。そのようにして社会は進歩してきたのだ。
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