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□ 2011/03/29 プルトニウム

東電の発表によると、21日午後から22日朝にかけ、福島原発敷地内の土壌(5ヶ所)を採取し、日本原子力研究開発機構が分析した結果、プルトニウム238、239、240が検出されたが、世界中のどこの土壌にも存在するレベルの量だと云う。
プルトニウムはウラン鉱石に僅かだが含まれる放射性元素で、以前は核分裂によって生じると考えられていた。現在、世界中の土壌から検出されているプルトニウムは、過去の大気中核実験により拡散したもので、ダイオキシンと並び人類が作り出した最悪の物質だと云われている。
プルトニウム239はアルファ線を出しながら崩壊するが、その半減期は約2万4000年と恐ろしく長く、毒性もまた非常に高い。放射線とは言ってもアルファ線は紙一枚で防げるので、外部被曝を受ける心配は一切無いが、体内に取り込まれると人体に大きなダメージ(発癌する)を与える危険がある。ビニール袋に入れて持ち運べる程の放射線レベルなのだが、水源地にでも撒かれれば一帯の水は一切使えなくなる。一巻の終わりだ。
それ故にIAEAの監視下に無い国の原子炉が危惧されている。プルトニウムを使えば核兵器が無くとも、ミサイルに搭載さえすれば立派な終末兵器に生まれ変わってしまう。

広島に投下された原爆
長崎に投下された原爆

福島原発の一部の炉(3号基)では、プルサーマル化でMOX燃料として既にプルトニウムが使用されている。プルトニウムは普通の原子炉でも生成されるので、今回検出されたものがどの炉から漏れたものかは判っていない。圧力容器の内圧を下げる為に、度々ベントしているので、プルトニウムが検出されても何の不思議も無いが…
広島に投下された原爆はウラン235を使ったもので、長崎のそれはプルトニウム239だった。写真からも判るように原爆は非常に大きく重い、これをミサイルの弾頭にするには小型化が必須になる。
□ 2011/03/28 再臨界?

東京電力は27日夜、26日に測定したタービン建屋地下の水溜りの放射性物質(ヨウ素134)の数値が通常運転時の原子炉内の水の1000万倍あったとの発表を、「測定値の評価に誤りがあるものと判断した」とこれを訂正して謝罪した。
当初発表のあった29億ベクレルと言う高い数値は、余りにも不自然だとの指摘があり、再測定したところ、ヨウ素134.は半減期が52.5時間と短いにも関わらず、翌日の測定値に大きな変化がみられず、検出したのは半減期が約77日のコバルト56の可能性があると発表した。また、10000万倍と発表された数値も10万倍であったと訂正した。測定結果が一気に100分の1になったことになる。このような初歩的ミスが発生するようでは東京電力の能力不足が疑われても仕方あるまい。

福島原発

一連の騒動で、ついつい再臨界に達して制御不可能に陥っているのではないかと疑ってしまうが、ウラン235の核分裂連鎖反応が再び起きているのであれば、膨大なエネルギーの放出と共に、中性子線が観測されていなければならない。今のところそのような発表はないので、原子炉内での再臨界は無いのだと自分に言い聞かせている。ただ、中性子線とプルトニウムに関しての発表が無いことがやや気になる。

CNN

一時は震災の悲惨な状況を配信していた海外メディアも、最近はもっぱら一向に好転がみられない福島原発に話題を移しているようだ。共通しているのは政府と東京電力の危機管理能力を疑問視する批判的な論調だ。当然と言えば当然のことだが…世界の恥晒しになってしまったようだ。
□ 2011/03/27 消されたブログ「東京電力社員としてできることを。」

炎上した東電社員のブログだ。読んで腹が立つので載せてみた。反響が大きく話題になったが、今は削除されている。
福島県民のみなさん、今回の災害で起きた事故は事実ですし、謝っても許されることではないことも分かってます。でも、ただ、我々社員は、被災された方や不安を抱え生活されている方が早く普段の生活に戻れるように、なる暇もなく戦っております。
東京電力社員全員が必死に死ぬ気で対応しております。それまで、申し訳ありませんが、一緒に戦ってください。
我々社員が必死に死ぬ気で対応するのは当たり前かもしれませんが、できることからできる限りのことをやります。やらなくてはならないのです。一生、十字架を背負って生きていくことになった東京電力社員を信じて待っててください。お願いします。
また、今まで、何不自由なく電気を使えていたのは、福島県のみなさんがあってこそなのです。福島県には、多くの方が不安を抱え、避難所で不自由な生活をされております。比べることはできませんが、福島県で被災に合われた方よりはるかに贅沢な生活を遅れていることを今一度再認識してください。
私たち東京電力を非難することはかまいません。しかし、不自由だとか自分たちが被害者だといった考えはやめてください。電気を使え、うちに帰れば家族がいる生活に幸せを感じてください。

どうコレ? 削除されている→ http://ameblo.jp/morizo-wr83/
□ 2011/03/26 政府と東電はやっと重い腰を上げ真水注入に踏み切る

いよいよ日米の共同作業で冷却に向けた注水作業が始まる。米軍から提供を受けたバージ船(はしけ)2隻が真水を満載(約1100t)し、自衛隊の支援艦に曳航(バージ船は船足が遅い)され、横須賀基地を既に出航している。このバージ船を接岸させ、これも米軍より提供された大型ポンプで水を汲み上げ、施設内の冷却水貯蔵タンクを満たす予定だ。順調に作業が進むことを祈るばかりだ。
冷却タンクを満たすには約5000トンの真水が必要だとされる。パージ船は船倉が空になり次第、沖合いの補給艦から真水を補給して作業に当たる。ポンプの設置を含め準備に時間を要し、注水を開始できるのは早くとも月曜日(28日)頃になる予定だ。この作業は、海水注入を続ける日本の対応に懸念を抱く米国政府の再三に渡る強い要請により実現したものだ。

横須賀基地
パージ船(はしけ)
消防隊による放水作業

東電は外部から水を注入し、冷却しようと決断した時、なぜ真水使用の選択肢を考慮しなかったのか。近場の海水を利用する安直さは、到底危険なものを管理する者が下した選択とは思えない。当初から正しい判断をし、米国から疑心を抱かれる前に重い腰を上げていれば、安全はもっと早い時期に担保できたかも知れない。このような醜態を晒し続けるようであれば、科学技術がいくら進歩していようが、所詮は極東の「黄色いサル」としか見られない。
□ 2011/0・26 タバコの一時出荷停止

4月10日まで日本たばこ産業は全銘柄の出荷停止を発表した。今度はタバコが無くなる番だ。これを機会にいっそ止めてしまえばと考えるのは「吸わない人」で、愛煙家はそうも行かない。きっと多くの者が買い溜めに走るに違いない。

DUO

幸いなことに吸っている銘柄は売れ筋ではない。心配はないだろうと勝手に考えている。何しろ買い溜めは経済的ではない。値上げの時には半年分購入して4ヶ月足らずで無くなった。充分な量が確保され、積み上げられると、節約しようと自制心が働く前に手が出る。ついつい吸い過ぎる。
□ 2011/03/26 57億8900万円に達した台湾からの義援金

中華民国の蒋介石総統(1887~ 1975年)は戦後、日本に対し賠償請求を放棄し「恨みに対して恩で報いる」と唱え、当時大陸にいた日本人を無傷で帰国させるよう国民に説いた。この温情に対し深い恩義を感じている日本人は少なくないが、田中角栄首相(1918~ 1993年)による中華人民共和国との国交回復で、中華人民共和国政府を唯一の正当な政府であるとし、恩ある中華民国(台湾)を切り捨てた。

蔣介石総統

台湾の人々は日本にに親近感をもっている人が大変に多い。その辺りは同じように日本が統治していた韓国とは大きな違いだ。台湾では日本名を名乗る者は戦時中から僅かだった。一方、韓国では非常に多くの者が日本名を名乗り、在日は通称名と称し今でも日本名を使い続けている。帰化した者以外で日本名を使う中国人(華僑)にはまだ遭ったことが無い。これは民族性の違いかも知れない。

中華民国の国旗「青天白日旗」

その中華民国(台湾)で今回の震災に対し多額の義援金が集まった。政府(中華民国政府)と民間の慈善団体からの義援金は23日現在で、政府系14団体の約5億4000万円と、民間8団体の約52億4900万円を合わせると、何と約57億8800万円にも達したことが明らかになった。
「他者の苦境を人ごととせず、大きな愛をもって積極的に募金に臨むよう」、と台湾政府は国民に呼びかけていると云う。日本国民はこのことを決して忘れてはならない。恩を仇で返すような真似だけはやめよう。
未だに台湾からの義援金に関しては殆ど報道されることはない。何とも不思議な国だ、日本は何時から恩知らずになったのか…大陸の共産政府に遠慮してのことなら何とも恥ずかしい限りだ!
□ 2011/0326 最近の工事現場は行儀良い

最近の工事現場には昔のような横暴さはみられない。必ず数人のガードマンが立ち、通行人の安全を確保している。大型トラックが入れ替わり立ち替わり、忙しげに出入りするのは昔も今も変わらない。当然、注意していても荷台から土砂がこぼれ落ち、歩道や道路を汚す。工事期間中はどうしても埃ぽくなるのは避けられないが、どうやら一日に数回は道路と歩道に水を撒き掃き清めているようだ。随分と行儀良くなったものだ。

工事現場出入り口の清掃
ツートンカラー

昔の工事現場は大型トラックが我が物顔で周辺に土砂を撒き散らし平然としていた。当然滅多なことが無ければ清掃などすることはなかった。それが今は、一日の作業を終えた後は何もなかったように綺麗になっている。下は道路がツートンカラーなのではない。向こうが工事現場から出てくる車両が通る側なだけだ。
□ 2011/03/25 桜の開花は来週末か

板橋の桜の名所を歩いてきた。蕾はどれも膨らんではいるが、大方はまだ固く小さい。中には大きく膨らみ、先が桃色になっているのもあるが、まだまだほんの僅かだ。このまま暖かくなれば来週末には一斉に開花しそうな雰囲気だ。

石神井川沿いの桜
膨らんだ蕾

過去には恐ろしく早い時期に開花し、今頃には葉桜になっていたことがある。その時は急遽「桜まつり」を取り止めになったが、今年は未曾有の大地震と津波で多くの犠牲者が出た。「桜まつり」は行われるのだろうか。
□ 2011/03/25 Putzmeister M52 Multi-Z

子供は電車でも自動車でもとにかく動くものが好きだ。踏み切りで嬉々として電車の通過を見つめる子供には良く遭う。今は放映されているかどうかは知らないが、「働く車」と言うTV番組があった。子供に大変人気の有る番組で、確か同じ題名の本もあったと思う。何故かオモチャでも子供にはスポーツカーより消防車の方が魅力を感じるらしい。

http://www.chuo-groups.co.jp/concrete/pm_m52.html

上は福島原発の放水で大活躍しているドイツ製の Putzmeister M52 Multi-Z だ。100m離れた場所から遠隔操作が可能な特殊車両で、アームは何と52mの高さまで伸ばせる優れものだ。本来は生コン注入用であるから水の注入には充分過ぎる性能を有している。
株式会社中央建設はこの車両の提供を、自衛隊のヘリによる放水作業直後に申し出ている。被曝を覚悟で志願した従業員には頭が下がる。この有り難い申し出を当初、政府も東京電力も無視したのには呆れる。
福島原発の事故は津波が直接の原因だが、東京電力の傲慢さと驕りが今の事態を招いたことは確かだ。それと管政権の愚鈍とも言える頑迷さも事態を悪化させた大きな要因になったことは確かだ。

Putzmeister M52 Multi-Zの寸法
アームの可動域

福島原発の事故は全てが後手後手にまわり収拾が難しくなる一方だ。もっと早い時期に米国政府に支援を要請すべきだった。どうやらやっと米軍との共同作業が始められるらしい。
米軍は核で汚染された戦場を想定した訓練を積み、また高度な軍用の装備がある。日本の放射性物質の付着を防ぐだけのお粗末な装備ではない。これを活用しない手は無い。
同盟国だと言うのに米国嫌いな面々が名を連ねる政権や、離れた安全な場所から人ごとのように会見する原子力保安員、従業員(殆どが下請け業者の社員)の安全対策すらまともに出来ない東電、これでは命を掛けて日夜働く者が余りにも哀れで報われない。
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