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Creation Date: 10-JUL-2010 
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□ 2011/04/20 危険な作業にロボットがようやく投入された
やっと米国のロボットが危険な作業に投入された。ロボット王国と言われる日本だがこの手の特殊用途のものはない。日本は何故か日本足歩行のロボットに執着してきた。一方、米国は船上での使用を考え、どのような地形でも目的を果たせるタイプのものに力を入れてきた。その結果がこれだ。夢を与えるのも大事だが、時代はまだそこに至ってはいないようだ。




写真はロボットによって撮影された原発の内部だ。一番上は今回の撮影に活躍したロボットだ。
小さい画像をクリックすると別窓で大きい画像を表示する。
□ 2011/04/20 全国の放射能濃度一覧

福島原発の事故により、一部地域で生産された農産物から放射性物質が基準値を超えて検出され、出荷停止や自粛等で農産物の被害が拡大している。
韓国では、福島、茨城、栃木、群馬、千葉の5県の農産物や加工食品の輸入を制限し、更に東京都や神奈川県などを加えた13都県にも、放射性物質が基準値以下であることを証明する日本政府の文書提出を義務づけると発表している。
中国では日本全域からの食品や農水産物の輸入が事実上停止している。これは中国が求める放射性物質の「安全検査合格証明書」や「原産地証明書添付」を義務付けている為で、日本にはこうした証明書を発行する正式な機関は存在しない故だ。
確かに放射性物質で汚染された食品は怖い。それは誰しもが同じだろう。どこの県で採れた農産物が安全なのかは、日本国民でも知りたいところだ。


農林水産省のデータを判り易くグラフ化した「全国の放射能濃度一覧」と言うサイトがあり、新たなデータが公表されれば、その都度適用されると云う。そのサイトの「全国の食品の放射能調査データ」には、各県での農産物や魚介類、畜産品から乳製品に至るまでの、放射性のヨウ素とセシウムのデータが掲載されている。
知りたいデータを見るには、各都道府県別データの「並び替え」から、「都道府県順または放射線量が高い順」か「平常時との差」を選択肢、クリックするとグラフ化されたデータが表示される。
ただ基準値なるものが凡そ怪しく、いまいち判断基準としては解り難いものがある。冷静に各国の基準値等を調べてみるのも面白いかも。
□ 2011/04/19 空冷方式の熱交換システム

「元の木阿弥」とは、努力で一旦は良くなった状態が、再び元の悪い状態に戻ることを言う。戦国時代の故事がその由来となっている。
1549年、大和郡山城主の筒井順昭(28歳)が病に倒れ、己の死を悟り、当時まだ2歳の幼かった嫡子「藤勝」(後の順慶)を気遣い、この機に乗じて敵が攻め入らぬよう、自分と声が似ている奈良の貧乏僧侶木阿弥を替え玉にし、寝所に住まわせるよう遺言した。己の死が露見しないように計らったのだ。実際に城主の死を知る者は僅か数名だったと云う。
木阿弥は替え玉であった間は、贅沢な生活(牢座敷のようなものだが…)を楽しむことができたが、やがて順慶が成人し、城主の死が公になると、替え玉であった木阿弥は用無しとなり、元の貧乏な木阿弥の生活に戻された。 つまり「元の木阿弥」になったと云うのがこの言葉の由来だ。


東電は遅々として進まない福島原発の原子炉冷却を、空冷方式で行うことを検討しているようだ。経済産業省原子力安全・保安院によると、フランスの原子力発電所で既に実用化されている空冷システムに似ているもののようだ。
東電は1、3号基の原子炉格納容器を水で満たし、熱くなった水を空冷方式を含めた他の熱交換システムで冷却する計画だと云う。地下の制御室が高濃度の放射性物質で汚染された現状を改善できないのであれば、他に採り得る手段はない。
然しながら、素人目にもかなり損傷が激しいように見える(コチラを参照)ので、順調に格納容器に水を満たせとも限らない。仮に満たせたとしても、この先かなりの期間その状態を維持し続けねばならない。またいつ何時冷却水が外部に漏れるとも限らない。そうなれば努力は元の木阿弥だ。
□ 2011/04/19 太田道灌と山吹伝説

この季節になるとひときわ鮮やかに咲き誇るのが「山吹・ヤマブキ」だ。山吹と言うと幼い頃の教科書の影響だろうか大田道灌(おおた どうかん)をつい連想してしまう。
山吹に実は実が成ることを知ったのは高校に入ってからのことだ。それまでは「山吹には実が成らない」と思い込んでいた。自宅の庭にあった山吹も実をつけなかった。
ところが、山吹には実が成らないとされるのは、栽培種である八重咲きのもので、一重咲きのものはシッカリと実をつける。都会では一重も八重も共に多く咲くが、山に行けば本来の一重咲きの山吹だ。


大田道灌と山吹:道灌が鷹狩りの途中でにわか雨に遭い、蓑(みの)を貸してもらいに立ち寄った貧しい家で、応対に出た年端もいかぬ少女が、ただ黙って一輪の山吹の花を差し出した。道灌はその意味が理解出来ずに怒ってその家を立ち去ってしまった。城に戻りこのことを話すと、ある者が「後拾遺集の中に醍醐天皇の皇子(兼明親王・かねあきらしんのう )が詠まれた「七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞかなしき」という歌があり、その娘は蓑ひとつない貧しさを一輪の山吹の花に例えたのではないか、と語った。己の不明を恥じた道灌はその後、歌道に精進するようになった。と言う出来過ぎた内容の話しだ。
この話の原型は湯浅常山著「常山紀談」(1739)の「太田持資歌道に志す事」だとされるが、この伝説が伝わっている地は幾つかあり、その後の少女についても諸説あるようだ。
□ 2011/04/18 東電が福島原発事故収束への工程表を発表

東京電力が福島原発事故の収束への工程表を発表した。来年1月の収束へ向けて作業工程だが、海外の専門家はそれ程甘くはないと見ているようだ。
おりしも、経済産業省原子力安全・保安院が、1~3号基の原子炉内の核燃料に溶融が起きていたとの見解を纏め、原子力安全委員会に今日(18日)報告をした。海外では以前から指摘されていたことを、やっと今日になって認めたことになる。疑心を持たれても止むを得ないだろう。
また、2、3号基タービン建屋地下の溜まり水からは、核燃料が溶融した際に出るテクネチウム(Technetium)が検出されたとし、今日の報告に至ったようだ。このテクノチウムは最も半減期の長いテクネチウム98だと、凡そ 420万年だとされる。

http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110417d.pdf

東電と保安院もこれまでは、1号基で70%、2号基で30%、3号基で25%の燃料が損傷していることを認めてはいたが、溶融したとの説明は無かった。メルトダウンではないとの説明だが、安全委の班目(まだらめ)委員長は会見で、圧力容器の底に小さな穴が開き、溶けた燃料の一部が格納容器内に流れ込んでいる可能性があるとし、メルトダウンの可能性を示唆した。報道を見る限り、日が経つに連れ事態が悪化しているような気がする者は多い筈だ。到底工程表のようにすんなりと事が運ぶとは思えない。
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