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Creation Date: 10-JUL-2010 
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□ 2011/05/26 美味しくはないが食べられる蛇イチゴ

蛇苺(へびいちご)は「毒があるから食べるな」と言う大人を無視し、子供の頃にはよく食べたものだ。桑の実や野苺と並び野遊びのおやつであった。何で「蛇苺」と呼ぶかは定かでは無い。勿論「毒」は一切無い。しかし食べられると言っても味が余り無く、決して美味しいものでは無い。散歩の途中で発見し、ふと子供の頃を思い出した。


かなり以前のことで詳しいことは覚えていないが、ある男性が山で遭難し「蛇苺」を食べて飢えを凌ぎ、5日ほど経ってから救出されたことがあった。
この男性は足を骨折したので立って歩くことが出来ず、沢伝いに這いながら自力で下山した。遭難した場所が枯れ沢では無かったのが幸いした。喉を潤す水には不自由しなかったようだが、日帰り予定だったので食料はたちまち尽きてしまった。木の実を見つけても手は届かなかった。その時、目に入ったのが「蛇苺」だったそうだ。地面を這っていれば、目に付く食べものと言えば「蛇苺」ぐらいだ。群生している場合も多く、赤い実は目立つ。男性はこの「恵み」を食べながら下山した。恐らく「毒があるから食べるな」との大人を無視して育った年代だと勝手に想像している。救出された後、この男性の持病であった高血圧は何故か改善されていた。ろくな食事が出来なかったからなのかは知らないが、その後も血圧が上昇することは無かったと云う。調べてみたが、幾つかある薬効の中に「血圧」に関するものは見当たらなかった。やはり、ろくな食事が出来なかったからだけなのかも知れない。
□ 2011/05/24 津波襲来前に損傷していた冷却システム

あるデータ(写真データの解析)によると、今回の地震で福島第一原発は東に220~250cm、垂直方向に50cm移動したと考えられるとのことだ。このことだけても冷却システムに致命的な損傷を招いたことは容易に想像がつく。つまり、津波襲来前に多くの機器が損傷していても、何ら不思議な状態では無かったと言うことが判る。
東電が公表した資料からも1、2号炉の冷却用タンクの配管が、地震の衝撃によって損傷していたことが見て取れる。当初、地震による直接の被害は軽微で、その後の津波によって大きく損傷したとしていたが、運転日誌や中央制御室ホワイトボードの書き込み等から、津波襲来の30分前には既に1号炉の純水タンクから水漏れがあったことが記録されている。非常用の復水器が本震直後から約3時間に渡り停止していたことも判明した。東電はマニュアルに従って手動停止したとしていたが、地震による損傷であったことも否定はできないとしている。また2号炉でもその10分後に、冷却タンクからの水漏れと見られる警報が鳴っている。


いくら想定外(科学的には使われない言葉だが…)の揺れであったとしても、耐震設計の大きな見直しも迫られのは避けられないことになりそうだ。やはり浜岡原発は停止させて正解だ。東海沖地震が発生するようなことがあれば、活断層上に建つ浜岡原発の被害は福島原発の比では無い筈だ。
発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針(平成18年9月19日・原子力安全委員会決定)(PDF)
□ 2011/05/24 日が陰る閉じる花弁
散歩をしながら花の写真を撮ることが多いこの頃だが、何と言う名の花かは知らぬが、青天時にはには花弁が一斉に開き、日が陰るとこれまた一斉に化弁を閉じる花がある。まるで、衛星の太陽光パネルのようだ。実際に太陽光が強い時の化弁は妙にツヤツヤとし活き活きとしている。


こうやって並べてみると同じ場所の花とは思えない。上が暑かった22日(日曜日)の午前中で、下が日が陰って一気に気温が下がった昨日(月曜日)のものだ。
□ 2011/05/24 風力発電

東京にも風力発電所がある。下は葛西臨界公園から見える「風くるま」の愛称で親しまれ(?)ている都市型の風力発電用風車だ。福島の原発事故以来クリーンエネルギーとのことで、一躍脚光を浴ることになった風力発電だが、「環境に優しい」とか、「地球に優しい」とかの修飾がつくと些か疑ってしまう。
この地球上で人類だけが自然を破壊しながら繁栄してきた。その人類が考え出すもので「環境に優しい」とか、「地球に優しい」とかの修飾語は気持ちが悪くなる。
人類が創造したものは多かれ少なかれ問題を孕むのが宿命のような気がする。風力発電も然りだ。決して良いことづくめでは無いが、永続的なエネルギー確保を目指すには絶対に欠かせない選択肢の一つでもある。


風力発電所は常に強い風が吹くことが必要条件になる。それ故、山の尾根や海岸線付近が選ばれる。しかし、発電所を山に建設するとなると、広大な用地の確保や道路の新設が不可欠だ。それに伴い多くの森林が伐採され、台風等の大雨では土砂が河川に流出する。また、風車が林立することで景観が損なわれることを危惧する声も聞かれる。


最も大きな問題は「低周波音」だろう。低周波音は一般には100Hz以下の音を指し、20Hz以下だと超低周波音と呼ばれる。20Hz以下では音としては知覚されず、振動としてだけ感じる。劇場のざわめきの中で感じる音にならない音が、凡そ20Hz程度だとされる。この帯域を再生できるスピーカーで「ざわめき」だけを再生すると、結構不快な気分を覚える。それは聴こえると言うより、腹(はらわた)だけに響く振動のようなものだ。尤も、オーディオに凝っていた頃はそれを再生できるシステムを作り上げること自体が喜びでもあったが…
しかし、日夜それを聴かされるとなると、話しは別だ。
騒音である風切り音と、耳には聴こえない低周波音が入り混じる。睡眠障害はもとより頭痛、耳鳴り、吐き気等々と自律神経失調症に似た症状が現れる者が多いと云われる。ところが、国や自治体では低周波健康被害は科学的な根拠が無いとのことで責任は認めてはいない。当然と言えば当然のことだ。国や自治体は事が大きくならなければ動かないことは歴史が証明している。


海上に風力発電所を建設する案がある。これだと騒音問題は回避できるが、今度は景観云々で騒ぎ出す輩が出る。持続的な発展を求めるのであればエネルギーの確保は必須だ。のどかな田園地帯の風景も所詮は人間が作り出した人工的なものだ。海上に浮かぶ風車も、慣れてしまえば風景の一部と化す。その風景を美しいと感じる時代が来るかも知れない。多くの生命を育む日本の原風景である里山も人が作り出したものだ。
□ 2011/05/22 東電の情報公開の意味するところ

東電はここのところ素直に新たな情報を次々と出している…と言うか、出さざるを得ない状況に陥っている。公開された情報の中には何で今更と思わざるを得ないようなものも多い。
先日も事故発生当日発電所を襲う津波の動画が公表された。本来なら翌日には公表されていても何ら不思議では無いものだ。今まで未公開であった理由が不明だ。当初からメルトダウンの言い訳けとして温存されていたものと疑いたくなる。
情報の公開が余りにも小出し過ぎる。東電にとって都合の良いものを選んでいるように見える。海外から全く信用されていないことが解る。この隠蔽体質はどうにかならないものか。


また、放射性物質廃液を海に放出したのは米国の強い要求があったからだとの政府筋のリークがあったようだが、これについてはまだ確認していない。真贋は別としても、海へ放出した時には他の処理方法が無かったのも確かだ。
東電の文書から、事故直後に1号炉で行っていた海水による冷却を、55分間に渡り中断していたことが判明したが、これに就いて東電は、政府が再臨界の可能性を協議していることを知り、中断したとしている。細野総理補佐官は官邸からの指示ではないことを強調しているが、何か変だ。
また更に、細野総理補佐官は、「官邸としてはまったく把握していなかった。私が知ったのは相当、後になってから」と述べている。管直人首相の指示で55分間に渡り冷却が停止していたとの報道もあったようだ。
何が真実で何が起きていたのかは冷静に分析を進めて行かねばならないだろう。政府はパニックを恐れ、情報を小出ししたのだとの穿った(うがった)見方もできるが、まぁそれは無いだろう。
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