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福島原子力発電所土木工事の概要:1
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□ 23011/06/23 まともに動かぬ除染装置

福島原発では溜まりに溜まった放射性物質廃液10万tを除染する装置を、仏アレパ社と米キュリオン社に大枚をはたいて発注して設置した。高濃度放射性物質で汚染された冷却水(海水)を仏アレパ社と米キュリオン社のシステムで除染し、日立製の淡水化装置(逆浸透膜濾過装置)で真水に戻す予定だ。成功すれば原子炉の冷却水として循環利用できるが、未だにまともに動かない。
今日は浄化装置の弁の表示が逆になっていたことが判明した。「開く」と「閉じる」が逆になっていたのだ。つまり、高濃度の廃液が除染装置を素通りしていたことになる。高い値が検出されて当たり前だ。一種の人災だ。


仏アレパ社はもともと余り良い噂を聴かない企業だし、米国もスリーマイル島事故以降の実績が少ない。設置作業は日本人が行うが、意思疎通はとれているのか甚だ心配だ。
高濃度の汚染水が海に流れ出すタイム・リミットはもうそこに迫っているが、例え除染装置が動き出しても梅雨に突入した東北では、かなりの雨量が予想され、敷地内の放射性物質が雨によって海に流れ出す事態は止めようが無いだろう。
□ 2011/06/20 鳩ノ巣渓谷

奥多摩を流れる多摩川は、東京でありながら深山の趣を味わえる手軽な景勝地として多くの観光客に親しまれてきた。中でも奇岩に囲まれた「鳩ノ巣渓谷」は、映画の撮影にも度々使われることで知られる人気のスポットだ。
奥多摩はこれと言った産業も無く、観光が大きな収入源でもあるが、東京都は地元(奥多摩町)の理解が得られたとし、平日は白丸ダム(揚水発電所)下流の「鳩ノ巣渓谷」への放流を停止する意向で、環境省と国土交通省の許認可が得られれば即座に実施に移すことになるらしい。


鳩ノ巣渓谷は1963年の第3発電所と白丸ダムの完成後、一時は極端に水量が減ったことで、観光への悪影響が危ぶまれ、現在は3月~11月の間は放流量を増やす処置をしている。放流を停止しても「鳩ノ巣渓谷」に全く水が無くなる訳ではないので観光へのダメージは少ないと考えられる。
□ 2011/06/18 サイバー法成立へ

ウイルス作成罪が17日参院で可決され成立の運びとなった。以前から社会問題化されてきたコンピュータ・ウイルス問題だが、新しい犯罪に対応できる刑法の規定が無く、摘発は後手後手に廻っている。実際にウイルスは非常に速いサイクルで新種のものが出回る。アンチ・ウイルス・ソフトも定義データベースの更新に追われ、毎日山ほどデータベースに追加される。ウイルスは半ば野放し状態なのだ。
また摘発できたとしても、器物損壊罪や詐欺罪の適用がせいぜいだった。サイバー法が成立することで、摘発の大きな武器になると期待されるが、早くも警察が恣意的に同法を運用するのではないかと懸念する声と、憲法の保障する「通信の秘密」が侵されるのではないかとの危惧もある。


この法律は、ウイルスを作成した者を摘発して処罰することが主な目的だが、同時に「取得」や「所持」することも摘発の対象となってしまう。現実に被害が無くとも処罰の対象とされるが、一応は「正当な理由がなく」との制約が付く。
何を「正当な理由」とするかは難しいところだが、ウイルスとは何かの厳密な定義がなされていないことも大きな不安の要素でもある。実際にウイルス対策の一環としてウイルスを作成(正当な目的があるのでOK!)する場合だってある。曖昧な定義は恣意的捜査に繋がる危険もあり危惧されて当然だ、
「取得」や「所持」にしても、アンチ・ウイルス・ソフトが検出して隔離したウイルスはどう扱うのか。隔離したものは既にウイルスでは無いのか。だとすると、作成したウイルスを故意に隔離し、必要に応じて隔離を解除すれば良いことになってしまう。更に、閲覧先のサイトからダウンロードしたフリー・ソフトにウイルスが紛れ込んでいた場合、それは「所持」や「保管」に当たるのか。等々と本来議論を尽くさなければならない事柄は山積していた筈だ。何か震災のどさくさに紛れて一気に成立させてしまった感を免れない。
参院の法務委員会は、法律の適切な運用を求める付帯決議を採択している。当然と言えば当然で、仮に恣意的な捜査が行われるようなことがあれば、善意の者も知らず知らずに検挙対象となる恐れがある。


現在はPC内のデータを破壊するようなタイプのウイルスは減った代わり、データを盗み出したり流出させるタイプが多くなった。
自分のPCが感染した時点ではウイルスの被害者だが、知らぬ間に特定サイトの攻撃に利用され加害者の一人になってしまうウイルスもある。
欧米には「サイバー犯罪条約」なるものがあり、これには31ヶ国が批准しているが、日本は国内法の整備が遅れていて締結できないでいる。
やっと先進国に近づいたような気もするが、政府にはリテラシーが不足しているし、国民は自己責任の意識に疎い。その辺りをどうやって啓蒙して行くかはこれからの課題だ。
□ 2011/06/17 三権分立と韓国外交通商省

またまた厄介なニュースが韓国から飛び込んできた。韓国政府当局者(外交通商省報道官)が16日、金沢市で起きた韓国人女性殺害事件で、被告に傷害致死罪を適用した金沢地裁の判決を不服とし、日本政府に対し公式文書で問題提起を行う方針を明らかにした。
事件は2009年6月、金沢市内の駐車場の車中で、韓国人女性(当時32歳・売春婦と思われる)を暴行して殺害し、頭部を切り落とし、山中に別々に遺棄したと云う恥さらしな事件だ。
昨日、韓国外交通商省報道官が記者会見で「もう少し徹底した捜査が行われ、検察が控訴断念を再考できる機会があればよいと願っている」と語り、他国の司法に対し干渉するような発言を行った。韓国世論もこの裁判が韓国人に対する「差別」ではないかと騒いでいるが、金沢地裁は「死因が窒息死だったのか疑問の余地があり、被告に殺意があったとは認めがたい」とし傷害致死罪を適用した。この件に関しては既に控訴期限を迎えているので、無理矢理法を捻じ曲げることは出来ない。


民主主義を標榜する国家は皆「三権分立」が定着している。三権とは①立法権(国会)、②行政権(内閣)、③司法権(裁判所)の三つの国権を指す。国の権力がそれぞれ独立することで、互いを牽制(抑制?)することが可能になり、どれか一つの権力が暴走することを食い止め、国の健全化を保つ働きが出来るとする「法の精神」の中でモンテスキュー(フランスの啓蒙思想家)が説いた考え方だ。


韓国が真の意味で独立を果たしたのはつい最近のことだ。海外へ自由に渡航できるようになってまだ20年も経っていない。それ故か韓国では歴代の元首や閣僚ですら、国家間では凡そ馴染まないような発言や行動を平気で行う。外国で顰蹙を買うような発言が当たり前のように飛び出すお国柄だ。
今回の一件にしても、他国の司法に干渉し、外交問題にでもしそうな勢いだ。韓国はどうかは知らないが、日本の検察は証拠第一主義で貫いている。物的証拠が無ければ控訴どころか裁判の継続すら出来ない。過去にも多くの冤罪が生まれているので、全ての裁判が正しいとは言えないが、検察が控訴を取り止めるにはそれなりの理由(弁護側の主張を覆す物的証拠が無い)がある。
凡そ他国が口を挟む問題では無いと思うが、韓国外交通商省(日本の外務省に当たる)は、控訴断念の再考を求める公式な文書を新潟の韓国総領事館を通じ、日本の検察当局に送るらし。そのような行動に移る前に、法治国家では控訴期限を過ぎた案件は再審理できないことを考慮して欲しい。
□ 2011/06/16 子供手当

民主党は自公両党の協力を得る為に、子供手当の支給期限である9月までにはこれを廃止し、10月以降は自民党政権化で成立した児童手当に戻す方針を固めた模様だ。「ばら撒き政策」だとして甚だ評判の悪い政策を取り敢えずは廃止(?)する方向のようだ。
本来、子供手当のようなものは無くとも、託児所や学校等の無料化を含め、その内容が充実さえしていれば問題は無い筈だ。子供は社会の宝だが、その親が支給された手当を、家族での飲食に利用したり、子供の将来の為にと貯金したり、はたまた家族旅行の費用の足しにしたり等は全て本来の目的から逸れる。
貧しくとも子供は育つ。子供が望む充分な教育を受けられる仕組みさえ与えることができればそれで良い。教育の機会は全ての子供達に均等であるべきだが、衣食住まで均等である必要は全く無い。余りにも「平等、平等」を叫んでいると、現実の社会が抱える矛盾が見えない馬鹿が育つ。この世は元々不平等に出来上がっている。それが人の世での「公平」なのだと気付くべきだ。気付かずに育つと全てを社会の責任にして、不満をぶつけるだけの半端者になる。
□ 2011/06/14 原発凍結賛成は94.3%

ヨーロッパの原発政策にはかねてから興味があったが、昨日行われたイタリアの原発再開に関する国民投票には些か驚かされた。
福島原発事故の惨状が強く影響したのか、55.6%と高い投票率を示し、その集計結果は94.3%と圧倒的多数で原発再開反対の意思が示された。集計結果は在外投票分の一部が未開票だが結果には全く影響しない数字だ。
ここまで反対票が多数を占めると、これはもはや国民の意思と判断せざるを得ないだろう。ドイツ政府は既に脱原発の姿勢を鮮明にしているので、これにイタリアが加わり、日本も加わると「脱原発の枢軸国」になる。
何かヒトラー、ムッソリーニ、東条英機を思い出す。第二次世界大戦の頃の枢軸国だが、今度は負けないぞ!


投票結果を受けたベルルスコーニ首相率いるイタリア政府は、原発の新設や再稼働を当面断念する意向を表明している。
□ 2011/06/13 新幹線の車内温度は高すぎる

昨日、法事で青森県の八戸まで行ってきた。朝一番の新幹線は思ったより混んでおり、指定席が確保できず、4時間立ったままでの移動は結構辛かった。しかし、帰りの4時間は更に辛かった。指定席は確保できていたが、冷房が全く効かず、車内は蒸し風呂のようだった。
当日の気温はさほど高くなく、電力の使用量もそう多く無かった筈だ。ところが新幹線の車内は冷房が効かず、僅かな送風のみだった。「節電」が最優先なのは理解できるが、電気は貯められない。発電量に余力がある時はそれなりに消費せねば、経済は立ち行かなくなる。どう考えても「節電」に名を借りた「電気料金の削減」としか思えない。
□ 2011/06/12 福島原子力発電所土木工事の概要(PDF)

圧力容器からはかくも多くのパイプが出ている。これで安全だとは誰もが考えないだろう。


福島原子力発電所建設当時の土木工事の概要(PDF)だ。おもしろいので読んでみた。
福島原子力発電所建設当時の土木工事の概要1
福島原子力発電所建設当時の土木工事の概要2


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