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□ 2012/03/07 咲いた咲いた桜が咲いた



下は「梅は咲いたか」、花柳界のお姐さん達を花に例えた端唄、別名「しょんがえ節」の歌詞だ。

梅は咲いたか 桜はまだかいな 柳なよなよ風次第
山吹ゃ浮気で 色ばっかり しょんがいな
梅にしようか 桜にしよかいな 色も緑の松ヶ枝に
梅と桜を 咲かせたい しょんがいな
昨日 北風 今日は南風 明日は浮名の たつみ風
恋の風なら 色ばっかり しょんがいな
柳橋から 小舟で急がせ 舟はゆらゆら 波次第
舟から上がって土手八町 吉原へご案内
桜さくらと 浮かれているわいな 弥生三月 花見月
あなたは花より 酒ばっかり しょんがいな
アサリ取れたか ハマグリまだかいな アワビくよくよ 片想い 
サザエは悋気で 角ばっかり しょんがいな
銀座八丁 行こうじゃないかいな 山の狐が 七化けて
黒い眉引く 袖を引く しょんがいな
恋の浅草 二人で行こかいな 何を言問 都鳥
末は千鳥で 泪橋 しょんがいな



□ 2012/03/03 3月3日

今日3月3日はひな祭りだが63年前の3月3日は「預貯金封鎖」が行われた日だ。つまり預金の引き出しが禁じられたのだ。この緊急処置は前の月の25日に、悪性インフレ克服目的で新円が発行した旧円との交換が行われた為で、時の政府(第3次吉田内閣)はそれまでの旧円での預貯金を強制的に封鎖すると同時に旧円の流通を禁止したのだ。


しかしながら、何事も計画した通りには運ばないもので、交換が間に合わず旧円に証紙を貼り暫定的に通用させた時期もあったようだ。
当時、大衆的なタバコであった光(10本入り)は一箱が30円、高級(?)なピース(10本入り)は一箱40円だった。納豆が20円で、バターは何と250円(今は400円チョイか?)もした。大変な物価高だった。因みに、現在愛煙しているタバコは「DUO」で一箱10本入りで220円だ。サラリーマン家庭では一世帯あたり500円までしか引き出しが認められなかったのできつかった筈だ。
□ 2012/02/26 あとチョット

あちらこちらで梅が見られるようになったが、まだまだ本格的な春は遠そうだ。河津桜も例年ならとっくに満開の時期を迎えている筈だが、今年はかなり遅れている。大分膨らみも大きくなったので後一息だろう。


昨年の今頃は満開だった → #024 http://beijinduck.web.fc2.com/024.html

□ 2012/02/26 中仙道と中山道

「一日中山道(いちにちじゅうやまみち)」は、嘘のようだがアナウンサーの有賀さつきが本当に読み違えた「旧中山道」のことだが、「中仙道」と「中山道」と二通りの表記があるのはご存じだろうか。


日本国土の真ん中を通る山道だということで「中仙道」とされたが、徳川幕府により正徳6年4月(1716年)に「中山道」と名称が統一された。この時の触書には「五幾七道之中に東山道、山陰道、山陽道いづれも山の道をセンとよみ申候。 東山道の内の中筋の道に候故に、古来より中山道と申事に候」とある。


つまり、東山道の中筋の道であることから命名されたようだ。因みに決めたのは学者であった旗本の新井白石だ。
□ 2012/02/25 放射性物質の除去コスト

放射性物質に汚染された土壌を浄化する新たな技術が開発された。この技術を用いると、汚染土壌から最高で99.9%の放射性セシウムが除去可能だと云う。福島県の汚染土壌を使った実験では、67300/kg ベクレルあった汚染土壌を29ベクレルにまで軽減させることに成功している。処理後の土壌は、コンクリートに混ぜて土木資材の用途に活用できるそうだ。
大変な朗報と言えるが、今現在の技術では除去にかかる費用が1トン当たり凡そ5~6万円にも上る。汚染土壌の量は半端では無い。技術は開発されたが大幅なコスト・ダウンが出来なければ実用性に乏しいだろう。
政府も東電も機会さえあれば原発の再稼動を目論んでいる。この先、事故が起きない保障など何処にも無い。
□ 2012/02/25 冷え症

我々は寒い時に筋肉の震わせ身体を温める方法と、褐色脂肪細胞内にある細胞小器官ミトコンドリアの働き(エネルギー代謝)で温める方法との二種類がある。寒さを感じるとブルッとくる(男性のオシッコ後の震えとは別物!)のは、まさに体温を上げようとする作業なのだ。人間の発熱は骨格筋によるものが、全発熱量の約38%、肝臓が約12%を占めると云われる。この機能のどちらかでも低下すれば、体温を維持することができなくなる。
しかし、哀しいことに体を震わす方法は加齢と共に進行する筋肉の萎縮により低下して行く。結果として「冷え症」に陥り易い身体になって行くのだ。つまり老人の「冷え症」は加齢とは切っても切れない関係にあり、褐色脂肪細胞の働きが低下しても体温維持は難しくなる。


典型的な動物細胞の模式図: ①核小体 ②細胞核 ③リボソーム ④小胞 ⑤粗面小胞体 ⑥ゴルジ体 ⑦微小管 ⑧滑面小胞体 ⑨ミトコンドリア ⑩液胞 ⑪細胞質基質 ⑫リソソーム ⑬中心体 【ウィキペディアより】

代謝によるエネルギー変換時には必ず発熱を伴う。食事で直ぐに身体が温まる理由はこれだが、更年期で代謝機能が衰えた場合は、直ちに体温が上がるとは限らない。また食事中に汗をかく若者は希(辛い物を食べた場合は別)だが、代謝機能の衰えた更年期の者にも汗をかく者は多い。これは単にホルモンバランスが崩れ、汗腺をコントロール出来なくなっただけの哀しい結果だ。
□ 2012/02/22 學而不思則罔 思而不學則殆

論語に「子曰 學而不思則罔 思而不學則殆」《日本語訳:学びて思わざれば則ち罔し 思いて学ばざれば則ち殆し》とある。これは「いくら知識や才能に溢れていても、自身で何も考えないのでは知識が身に付くことは無く、また考えるだけで学ぶことを怠れば、独り善がりに陥る危険がある。」というような意味だ。
ドイツ観念論哲学の祖とも呼ばれるカント(1724~1804年)も「知識は経験と共に始まるが、思惟思考が無ければ盲目となる」との名言を残している。また「我々の認識は経験と共に始まるが、全ての認識が経験に由来するのではない」とも述べている。哲人は洋の東西を問わず同じような域に達するようだ。



□ 2012/02/20 慢性疼痛(まんせいとうつう)

先日(2月16日)の朝のニュースで、慢性疼痛が簡単に治せる(一部の患者のケースだが)方法が紹介されていた。痛みに悩まされている患者にとっては朗報になる内容だ。しかし、紹介されていた方法はそれ程目新しいものでも無く、慢性疼痛の多くは骨の歪みを原因としている場合も多い。
そもそも慢性疼痛とは、腰痛、偏頭痛、関節炎等により日常生活に支障が出る疼痛が6ヶ月以上続く状態を指す。一つの特徴として挙げられるのは、身体的原因が見付からないにも関わらず(治療後も)苦痛を伴う痛みが継続することだ。また家庭や職場でのストレス(多かれ少なかれ誰にでもあると思うが…)による精神的な抑鬱状態にある場合が多いとも云われている。それ故に「心因性疼痛」とも云われてきたと云う。


操体法を長年勉強している。操体法とは日本の民間療法の集大成のようなもので、大変に奥が深く完璧にこなせる者は決して多くない。否、むしろ非常に少ないと言った方が正しいだろう。
ニュースで紹介されていた方法を観た限りは、紹介されたケースは操体法で簡単に「改善」できるものだった。操体法は医療行為ではないので「治す」と表現することは禁じられている。故に「改善」としか表現できないが、原因不明の痛みは骨格の歪みに由来するものが多い。鬱病を患っている者は患っていない者と比較すると、姿勢や歩き方に違和感を感じるケースが多い。背筋をピンとあ伸ばした者は少ない筈だ。殆どの場合は背を丸めているし、歩くときもどちらかに傾いている。つまり、心と身体は表裏一体なのだ。また、歯痛の者は患部を下に首が傾く場合が多い。このことにより身体のバランスを保つ為に必然的に背骨が曲がり、結果として腰に負担がかかり、腰痛を発生させる。
つまり、腰に何らの疾患が無くとも腰が痛むのだ。この痛みを取り除くには腰の治療を行っても痛みが改善されることは無い。何故なら原因が「歯痛」による骨の歪みに由来するからだ。
医師が陥り易い(診療科目が分かれているので止むを得ないが…)尼違いがその辺にある。全体を観察せずに痛みが発せしている箇所の治療を行う。原因を取り除くことが出来なければ、痛みから解放されることは無い。
□ 2012/02/18 韓国の箸は何故金属製なのか

箸を使う文化圏はかなり広い。そして使われる箸の素材や大きさ、形状も国によって様々だ。中国では昔も今も高級品は象牙が使われている。庶民は象牙に似せたプラスチックか木製(竹の場合もある)を使い、日本では木製の塗り箸が一般的だ。ところが、何故か韓国では金属製が使われている。高級品は銀製だが一般に使われるのはステンレス製だ。確かめた訳ではないが、恐らく磁石には着かない高級品と、そうではない廉価版のような物もあるのだろう。
ただ不思議なのは朝鮮半島のみが金属製食器を用いることだ。「本草綱目」によると銀は毒に遭うと変色するとあり、砒素等による暗殺を恐れた特権階級(両班)が、積極的に銀の箸を用いたのは納得できる。ただ、庶民までもが進んで金属の箸を使う意味が今一理解できない。何しろ庶民が使っていたのは銀ではなく鉄製だった。


朝鮮半島のみが金属の箸を使うのは、一説には古くからの度重なる戦乱で、木製(とは限らないが)では簡単に駄目になってしまうからだと云うが、疑問なのは鉄を口にした時のあの耐え難い不味さだ。木製のものをマメに作って使ったほうがよっぽど理に適っている。金属でなければならない合理的な意味が果たしてあるのだろうか。それに金属の食器は重い、戦乱の中を逃げ回るには甚だ不都合だと思えるのだが…


国民の90%が先祖のことを訊ねると「両班」だと応えるお国柄が影響しているのか、支配者階級への憧れが人一倍強いのだろう。日本で朝廷の習慣であった「雛飾り」が庶民に広がったのと同じ理屈なのかも知れない。
では金属食器(鍮器)はいつ頃から一般庶民に使われ始めのたか、恐らくは大量生産可能な鋳型製法が誕生する17世紀頃だと思われるので、丁度李氏朝鮮の半ばあたりではないかと考えられる。大量生産可能が可能になり鍮器は初めて特権階級の両班へ伝わった。そしてそれに憧れた庶民が鍮器を鉄に変え受け継がれて行ったのだろう。
両班は悪事を働くものが甚だ多く、庶民には憎まれていたので、暗殺を心配して鍮器を使用する合理的な意味があった。しかし、「見栄」以外に庶民には合理的な意味が見当たらない。「見栄」でなければ鉄など口にはできないだろう。異なる合理的な説明があれば教えて欲しい。

乳房を露出している女性は男子を産んだことの証で、当時は上流階級から下層階級まで共通の習わしだったが、日本の統治後にこの習慣は禁止された。

*ネット上には鍮器を真鍮製と勘違いした記述が多くあるが、鍮器は銀と銅の合金製の食器を指す。真鍮のような安物ではない。



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