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□ 2013/09/01 オークションに懸けられた100年以上前の日本の写真

 
明治時代の写真家、玉村康三郎がアメリカの出版社の依頼で撮影した写真のアルバムが、イギリスでオークションにかけられた。
当時の米国や欧州では日本の文化や暮らしは新鮮に映ったことだろう。ただ驚くのは、都会を除き我々の前に広がる景色に大きな差がないことだ。
これは余談だが、この頃には既に欧米の写真家によるヌード写真が撮られている。人間の脳味噌は100年経ても変わらない。写真が発明されるまでは絵で、次はモノクロ写真が彩色写真へと変わり、そして現在はカラー写真が当たり前の世の中になった。
今はデジタル画像が全盛となり、紙媒体を尊ぶのは年寄世代だけになりつつある。この先1000年経っても、媒体が変わるだけで人間は同じことをしているのだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【玉村康三郎】
安政3年(1856年)に江戸に生まれ、明治元年に金丸源三から写真術を学び、明治7年(1875年)に独立して浅草で写真スタジオを開いた。その後明治9年(1877年)に横浜に拠点を移し、「写真師並写真画売込商・玉村写真館」と称した。
明治29年(1897年)から翌年にかけ米国の出版社 JB ミレット(J.B. Millet)の依頼により、100万枚以上とも云われる日本各地の名勝や風俗の彩色写真の生産を行った。
 

 参照元:Mail Online

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