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□ 2014/09/21 環球時報のとんでも報道・無人偵察機

2014/09/17、中国共産党機関紙環球時報(電子版)によると、今月(9月)16~18日に開催の無人機展示会で、参加メーカーが撮影した魚釣島の写真が公開されたと報じた。その写真が全く笑える。中国の発表する映像や画像は余りにも出鱈目が過ぎる。どうせ捏造するならもう少しましなやり方は無かったのだろうか。どこかの展示写真をガラス越しに撮影(映り込みで誰にでも判る)したものを公開したようだが、お粗末すぎる!
 

まずはこれ等の写真が撮られた角度から検証してみよう。人物や日本の国旗が映る画像は明らかに水平方向から、と言うより対象物より下側から撮影されている。かなりの低空飛行だ。
無人機、特に無線操縦に頼る機体は電波の届く範囲でのみ活用できる。写真のような低空飛行や島影では電波が届かず操縦不能に陥る。それともこの機体はGPSを利用した自動航行装置でも搭載されているのだろうか。最初の写真には白い灯台や日本の国旗が写っているものがあるが、一体何時のものやら…高空から撮影された写真は明らかにグーグルアースの流用だ。
 

写真に映り込んでいる椅子の大きさからも判る通り、かなり小さな機体で、無線アンテナが機首上部にある。この程度の機体では中国本土から尖閣まで飛来し、無事に帰還できるとは到底考えられない。滞空時間もせいぜい2~3時間がいいところだ。中国本土から尖閣までは最短でも330kmある。
 

今や無人偵察機は世界中で活用されている。軍事衛星や転用可能な衛星を持つ国でも、より低空から必要な地域を詳細に観察できる無人偵察機は魅力的で必須の装備だ。
韓国では今年に入り北朝鮮のオモチャのような無人偵察機(下の写真)が墜落しているのが相次いで発見され大騒ぎなった。青瓦台上空にも侵入し、大統領府を撮影していた。しかし、リアルタイムで映像を送信するような機能は無く、また遠隔操縦も不可能な簡単な仕様だったことが判明した。中高校生が趣味で作るラジコン飛行機のレベルだ。



無人機の侵入を許したと非難を受けた韓国軍部は、何を血迷ったか、高度な機密である筈の無人偵察機「ソンゴルメ」の写真(上の下2枚)と、その諸元までをも明らかにしてしまった。常識では考えられないマヌケな行為だ。
この「ソンゴルメ」は2000年代初めに導入されたもので、全長5m、幅6.5m、時速が150kmで、作戦行動半径は100km、滞空時間は4~5時間だと云う。 風などの気象条件の影響受け易く、操縦ミスによりこれまで10機余りが既に墜落している。

日本が開発中のUAV(上)と米軍のグローバルホーク(下)   

上の一番下は米防衛高等研究計画局(DARPA)が開発着手を発表した新型無人偵察機で、高度20000mに滞空し、長期の偵察活動が続けられる性能を備えていると云う。
機体は軟式の飛行船方式を採用し、その全長は140mで、船体上部に設置したソーラーパネルで電気を供給し、水素燃料電池との併用で、10年間の連続飛行を可能にするとされる。偵察可能域は約600キロで、同一地点を継続的に観測できることが最大の特長で、AWACSよりも広い範囲の観測が可能になり、偵察衛星並の監視能力を安価で構築することが可能だとしている。
日本も数年前にこのような飛行船方式で、通信に特化した中継基地網を構築しようとの計画があったと記憶しているが、その後どうなったのか。
   
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