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□ 2014/10/25 3000年に1度の優曇華(うどんげ)の花

20日付の韓国紙コリア・タイムズに、「優曇華の花が100本以上咲いているのが見つかった」というのがあった。花は韓国中源大学キャンパス内施設の屋上で見つかったと云う。
仏教経典「法華文句」に、「優曇華(うどんげ)は、霊瑞の意を示し、3000年に一度現れる。その花が現れた時、金輪王(轉輪聖王)がこの世に現れる」と記載されている。
同大では「1度にこれほど多くのうどんげの花が咲くのは珍しい」「何かよいことが起こるのでは」と歓迎されていると云う。


4年ほど前にも、江西省(中国)のとある民家で発見され話題になったことがある。その民家の主人は「初めは昆虫が生んだ卵だと思ったが、虫メガネで見てみると花の形をしていたので寺に届けた。」とある。その時に僧侶が民家を訪れ、伝説の花であることに間違いないと結論したとされる。僧侶は「私だけではなく、3つの寺から僧侶を集めて確認した結果だ」とも述べた。
大学や僧侶は「3000年に一度しか開かない花」を、何を根拠に確認したのか。良識と知見のある者であったなら、このような安易な結論には至らなかったと思う。古に於いて、寺は「知恵」を授ける場でもあった。今は学問の府としてそれを大学が担う。「取り敢えず寺へ」は、僧侶が唯一(?)の民衆の中での知識人であった数百年前の話しだ。尤も、その事実だけでも江西省がいかに田舎であるか容易に想像が着く。


中国では共産党指導の下に行われた文化大革命で、多くの知識人や僧侶が迫害に遭い殺されている。この共産党の狂気で失われた知識は測り知れない。しかし、民衆が寺を頼る風習が未だに残っているとは、ある意味羨ましくもあるが…
ところで、「源氏物語」や「虞美人草・ぐびじんそう」にその名が出てくる優曇華(うどんげ)は如何なる植物か。文学好きはご存知の筈、この優曇華(うどんげ)は植物の名ではない。下の写真からも判る通り「昆虫の卵」がその正体だ。


昆虫の名は「クサカゲロウ」、特に珍しい虫ではない。クサカゲロウの「クサ」は「草」ではなく「臭さ」の意だ。カメムシ同様に悪臭を放つことで知られる。蛇足になるが、黒化した点のある米粒を「斑点米」と呼びこのカメムシが犯人だ。
カメムシはストロー状の口で米になる前の汁を吸う。この部分が黒い斑点になってしまう。食べてもなんら問題はないのだが、見た目が嫌われ等級が落ちてしまう。農家には頭の痛い問題だ。



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