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□ 2014/10/29 エボラ医療従事者の強制隔離は正しいのか

米国はエボラ出血熱患者の治療にあたった医師が帰国した際の対応で揺れている。ニューヨーク州とニュージャージー州は23日、ギニアでエボラ出血熱患者の治療にあたっていた医師が帰国後に発症したことで、海外で患者と接触した医療関係者は、帰国後は21日間の強制隔離が必要であると決定した。ニューヨーク州とニュージャージー州に続き24日にはイリノイ州、ミネソタ州、ジョージア州、コネティカット州等が同様の措置を導入した。


24日にはシエラレオネから帰国した看護師で疫学者のケーシー・ヒコックスさんに、この規則が適用されニュージャージー州ニューアークの病院に27日午後まで隔離された。


この隔離処置に対しヒコックスさんは、当局の処置は本人の意思に反して行われ「全く容認できない極端な措置で、基本的人権の侵害」であるとて非難した。また米国政府も州政府の措置について「非科学的で拙速」だとして反対の立場を表明した。
しかし23日に発症した医師は、その前日の22日には地下鉄で友人とボウリング場に出掛け、帰りにはタクシーを利用していた。感染拡大を危惧するのであれば、強制隔離はやむを得ない処置であったと考える。また西アフリカで感染防止活動にあたった米軍要員は、感染の兆候が見られずとも隔離すると発表している。


強制隔離に反対する者は、医療従事者のやる気を著しく削ぎ、西アフリカでの活動の妨げになると指摘すると共に、エボラは発症するまでは他者に感染する危険は無く、「強制隔離には科学的根拠が無い」と批判している。
エボラの治療や感染拡大に努めた医療関係者が帰国した際には、最大限の敬意を表されねばならないだろう。しかし「発症するまでは感染する危険が無い」と科学的に証明された訳ではない。強制隔離のような「石橋を叩いて渡る」ことは必要悪だとも言えるのではないだろうか。


日本では27日に帰国した感染が疑われた40代の男性の血液を国立感染症研究所で検査した結果、「陰性」だと判明し一先ずホットした。
羽田空港検疫所から国土交通省と全日空に27日の午後4時過ぎに「ロンドン発の全日空278便の乗客にエボラの疑いあり」の一報がもたらされ、政府は即座にこれに対応したが、全日空278便には乗客乗員で計206人がいた。そして誰も「エボラの疑い」に関した経緯を知らされず空港から出ている。
40代の男性は「陰性」だったので良かったものの、仮に「陽性」であったならば、どれほどの騒動になっていたか。政府は「水際で感染を防ぐ」としているが、いつも後手後手に回るのが日本だ。
政府は感染が確認されなければ公表はしないとの立場だが、厚生労働相は同日午後8時過ぎに、感染した疑いのある男性の入国を認めた。テレビ等で先に報道されてしまったからに他ならない。流石にお役人仕事だ。
また全日空がこの男性が搭乗していた便名を公表したのが28日の午前5時半過ぎで、27日午後9時過ぎには既に当該機が全日空である可能性が高いと報じられていたことからすると、如何にも間抜けな対応と言わざるを得ない。
医療法人財団「綜友会医学研究所」の木村盛世所長は、「感染者の体液に直接接触することでうつる。性交渉やキスはもちろん、汗や唾などに触れるだけでもリスクはある。発症者が座った便座に尿や汗などが付着していた場合、次に座っただけでもうつる可能性はある。エイズウイルスよりも 感染力はずっと強い」と説明し、「政府は水際作戦ばかりを強調しているが、検疫所があるから大丈夫というのは、絵に描いた餅の状態。重要なのは、有事の際に地方自治体や医療機関などがどう動くかだ。実際に国内で発生した場合の想定は十分に議論されていない」と述べた。
厚生労働省 エボラ出血熱に関するQ&A 
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ebola_qa.html


国連の潘基文事務総長は、訪問したエチオピアの首都アディスアベバで、「感染から何とか身を守って帰国した医療従事者らは人類に貢献してくれている類まれな人々だ。そういう人たちに科学的根拠のない制限を適用すべきではない。その無私の尽力が踏みにじられるようなことがあってはならない。」と医療関係者の努力を称賛し、任務を離れて自国へ戻った際に強制される米国(一部の州)の隔離措置を非難し、支援されるべきであって、隔離すべきではないと訴えた。
そんな当たり前のことは誰にでも言える。人道上「隔離措置」を非難するのは聞こえは良いが、当たり障りのないことだけ言えば済む状態ではない。
エボラ感染が疑われた男性は、ニューヨークタイムズ前東京支局長である日系カナダ人のオオニシノリミツ氏であることが判明した。現在はサンフランシスコ支局長で、8月18日から約2カ月に渡りエボラの取材で西アフリカに滞在していた。


 

4日にソウル小公洞ロッテホテルで開催された徳成女子大が国連女性機関(UN Women)と共同で主催した「第2回次世代女性グローバルパート ナーシップ世界大会」の開幕式で、この行事に出席したタンザニア・ダルエスサラーム大学の学生ジャムワタ・ムウェニさん(22)が、エボラの感染を過剰に危惧する韓国人の反応に、「タンザニアはエボラ出血熱発病地域から数千キロ(約3000キロ)離れたところで、本国と韓国の空港 で検疫など医療的な手続きを徹底的に受けた。なぜ心配するのか」と語った。
徳成女子大関係者は「大会に参加する予定だったが、招待撤回を通報さ れたナイジェリアの大学生3人が最近、抗議の電話をかけてきて、国連人権委員会に提訴すると話した。」と明かした。学生らは「ナイジェリアでエボラ が発病したのではなく、リベリア人がナイジェリアに到着してから死亡した。それにもかかわらず、私たちの入国を拒否したのは過度な措置だ。」と抗議されたと云う。
潘基文事務総長は自分の出身国(韓国)がタンザニア学生の入国を拒否した件では何の行動も起こさなかった。

 

また、産経新聞加藤達也前ソウル支局長が、朝鮮日報が報じた内容を基にウェブサイトに掲載された記事が、朴槿恵大統領の名誉を毀損したと告発された件では、不当な出国禁止が未だに続いているにも拘わらず、人権問題には一切言及していない。世界各国は官民挙げてのこの弾圧に抗議の声をあげる中、潘基文事務総長はだんまりを決め込んでいる。歴代最悪の事務総長と酷評される人物だけのことはある。
そんなに母国での評判が気になるのか、国連の事務総長であるにも関わらず、平気で反日発言をする。韓国では国連事務総長を世界大統領と呼び、一流国家から選出されると勘違いしている節がある。だが、事務総長は代々発展途上国から選ばれている。国を挙げて大騒ぎした選出時の光景を思い出す。やはり次に狙うのは韓国大統領職か…
。 
エボラ出血熱は徐々に発生国以外に感染が広がる兆しを見せている。感染拡大を食い止める最善の策は、発生国で如何に効果的に感染を抑え込めるかだ。

エステ
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