|
#128 |
|
|
|
|
|
|
|
|
Creation Date: 10-JUL-2010 |
|
Miles Davis Kind of Blue |
|
|
|
|
|
|
|
Archives:The Drawers Contents |
|
□ 2014/11/18 中国は武力で目的達成しないだと? |
|
またまた中国の厚顔無恥とも言えるニュースに思わず吹き出した。下は17日の AFP BB NEWS から転載したものだ。先日も「ワシントン条約の不正取引と戦う」との空々しい声明を発したばかりだ。 |
|
「中国は武力で目的達成しない」、習主席が言明
2014年11月17日 16:25 発信地:シドニー/オーストラリア
【11月17日 AFP】(一部更新)
中国の習近平国家主席は17日、オーストラリア連邦議会で演説し、領有権問題の解決も含め、中国は目的を達成するために武力に訴えることは決してないと明言した。
オーストラリアで開催されたアジア太平洋経済協力会議首脳会議への出席を終えた習主席は、豪議員らを前に、発展を続ける大国である中国にとって必要なのは平和だと指摘。紛争によって得をする者は誰もいないことは歴史が証明していると述べた。
「歴史を振り返れば、武力によって国の発展を追求しようとした国は、ことごとく失敗している」 「これが、歴史がわれわれに語っている教訓だ。中国は平和の発展に力を尽くす」
ただし、習主席は「われわれから平和を奪う可能性のある要因に対しては、常に厳戒体制を取らなければならない」とも付け加えた。
また、中国は長年、対話と協議によって領土問題の平和的解決に努めてきたと述べ、「これまでに近隣14か国中12か国と、友好的な協議を通じて領土問題を解決した。中国は今後もこの方針を貫く」と表明した。
これに先立ち、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領、安倍晋三首相、トニー・アボット豪首相は16日、3か国首脳会談を行い、領有権問題の平和的解決を呼び掛けた。また、オバマ大統領は15日にも、アジアの「離島や岩だらけの浅瀬の領有権をめぐる対立が、紛争に発展する恐れがある」と警告していた。
|
何を隠そう、建国以来中国は周辺諸国と多くの武力紛争や武力衝突を繰り広げてきた。これは誰しもが知るところだが、どうやら当の中国だけがこの事実を認めていないようだ。中国の武力衝突で特筆すべき点は、例外なく中国側から先制攻撃を仕掛けていることだ。
1962年には大躍進政策の失敗による不満のはけ口として、人民解放軍がインドに侵攻し「中印国境紛争」が発生し、1969年の「中ソ国境紛争」では国境に位置する「珍宝島」を奇襲攻撃し、ソ連国境警備隊を殲滅している。
中国は常に国内の矛盾を解決する手段として紛争を用い、国内の引き締めを図る。華国鋒と鄧小平の権力闘争時の1979年には、ベトナムへ侵攻し「中越戦争」を起こしている。この紛争では、当時最新鋭(ベトナム戦争でアメリカとソ連が残した)の武器を持つベトナムの精鋭部隊により、敢え無く敗退しているが、双方で50000人の死者を出したと云われている。
その他の小競り合いも数限りない。中国は決して平和国家では無いことが良く判る。党の体制に対する不満や、党内の権力闘争がある程度の水準に達すると、躊躇なく軍事行動に出る危険がある。「内憂外患・ないゆうがいかん」時の中国が採る行動は判りやすい。ただ、珍宝島事件からも判る通り、例え相手が軍事的に優位にあっても、躊躇せず先制攻撃をしかけている。
中国に「核による抑止力」は役に立たない。その良い例として挙げられるのが、1957年11月にソ連で開かれた社会主義陣営の首脳会議に参加した毛沢東主席の発言だ。
毛主席はソ連のフルシチョフ第一書記の提唱する「西側との平和的共存論」に猛烈に反発し、「我々は西側諸国と話し合いなどする必要はない。武力で彼らを打ち破ればよいのだ。核戦争になって
も別に構わない。世界には27億人(1957年当時)がいる。半分が死んでも半分は残る。中国の人口は6億で半分消えてもなお3億残る。我々は一体何を恐れるのだろうか」と語った話は有名だ。
この毛主席の演説が終わった時、各国首脳は凍り付き、誰一人言葉も出なかったと云う。
我々は中国共産党の行動を注視し、その予兆を見逃さないように常に警戒を怠ってはならない。 |
|
【第二次世界大戦以降に中国が行った侵略行為】
● 1946年 東モンゴル併合
● 1947年 内モンゴルは併合
● 1949年 東トルキスタン侵略 ウイグル族大虐殺
● 1950年 朝鮮戦争参戦
● 1951年 チベット侵略 チベット族の20%を虐殺
● 1959年 中印戦争
● 1966年 チベッ併合
● 1969年 中ソ国境紛争
● 1974年 パラセル諸島占領
● 1979年 中越戦争
● 1988年 スプラトリー諸島占領
● 1992年 南沙諸島と西沙諸島の全てを中国領土と宣言
● 1995年 ミスチーフ環礁占領
● 1997年 尖閣諸島の中国領宣言
● 2010年 沖縄は日本が中国ら奪い取ったものと主張
● 2012年 南沙・西沙・中沙諸島を「三沙市」として海南省の管轄下に
● 2013年 東シナ海に防空識別区を宣言
● 2014年 ベトナムEEZ内で石油掘削 ベトナム船を追突で撃沈 |
|
上は少し古いが武力紛争を抱えている国々を地図上に表したもので、クリックすると拡大できる。この中の朝鮮半島は筆者が色を塗った。
割と知られていないようだが、韓国と北朝鮮は現在紛争中ではなく正に戦争中だ。朝鮮戦争の休戦協定は国連軍と北朝鮮との間で締結されたもので、韓国は国連軍による休戦を拒否し、休戦協定には署名していない。つまり韓国は国際法上休戦協定の当事者ではない。北朝鮮が半島の平和に言及する際に韓国を相手にしない理由もここにある。その点に関して北朝鮮は首尾一貫している。 |
|
中国の密漁船が200隻以上の小笠原諸島や伊豆諸島周辺に集結して問題になったことは記憶に新しい。自国周辺でのサンゴ漁が禁止された為だ。それならと、日本にやってきたのだと云われているが、それだけが目的でないことは明白だ。
宝石サンゴは絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)で、アカサンゴ(Paracorallium japonicum )、モモイロサンゴ (Corallium elatius)、 シロサンゴ (Corallium konjoi)、ミッドサンゴ (Corallium secundum)、の4種類は、2008年7月1日より国際輸出には輸出国管理当局が発行する輸出許可書、または原産地証明書等が必要とされ輸入が規制された。
だが、バブルの最中の中国では富裕層向けの需要が甚だ高く、一攫千金目当てで日本にまで密漁にやって来る。この、ワシントン条約での宝石サンゴ漁の規制を申し入れたのが中国だったというからお笑いだ。
11月11日に密漁漁船の母港がある浙江省政府が、密漁船を厳しく取り締まると発表した。密猟者は逮捕し船は打ち壊すそうだが、サンゴは海上で取引されrばそれまでだ。ボロ船など密漁で得た収入に比べれば鼻くそのようなものだ。来年にはこの港はきっと新造船で溢れかえるだろう。 |
|
習近平氏専用機使い象牙密輸
6日に配信された共同通信の記事によると、ロンドンを拠点とする国際環境保護団体「環境調査エージェンシー(EIA)」が同日、中国の犯罪集団が、昨年3月の習近平国家主席や中国政財界幹部のタンザニア公式訪問を利用し、大量の象牙を同国で買い付け、不法に持ち出した」とする報告を発表した。密輸グループ、「象牙は外交行嚢(がいこうこうのう)に入れられ、習主席の専用機で運ばれた」との証言とていると云う。
中国外交部はこれに対し、「報告には根拠がない」「中国は一貫して野生動物の保護を重視してきた」などと、強烈な不満を表明したが、さもありなんだ。 |
|
マレーシアでウミガメの乱獲や密輸が深刻化
2014年11月9日、マレーシア華字紙・光華日報によると、中国広東省掲陽市恵来県で、ウミガメの肉が咳止めや肺を潤す効果がある食材として人気があり、乱獲や密輸が深刻化していると云う。
現地の違法加工業者に詳しい人の話によると、浙江省や福建省の海域で捕獲されたウミガメの多くが掲陽に密輸され、死んだものだと1頭当たり4000~5000元(約7万5000~9万3000円)、生きたままなら1万元(約18万7000円)以上の値段が付く。上の写真で紐を通されている位置に注目して欲しい。可哀想なことにそこは何と眼の部分だ。
数年間で1000頭以上のウミガメが、地元で有名なこの業者により殺された云われ、広東省の漁業監督当局は、通報を受け、違法業者を封鎖し調査。殺されたウミガメは絶滅危惧種のタイマイであることが分かったとされる。
|
|
|
|
人間が生きたままアナコンダに飲み込まれるとどうなるのかを調べる為、米国の研究者ポール・ロゾリー氏が自らの肉体を使い挑戦する様子を撮影した「ディスカバリー・チャンネル」の特番「生きたまま食べられる」を2014年12月7日に放送予定だ。
|
|
|