#197
BBS
Contact
Creation Date: 10-JUL-2010 



Miles Davis - So What
Music video by Miles Davis performing So What.
(C) 2008 SONY MUSIC ENTERTAINMENT



Traditional Japanese colors
□ 2016/10/25 Windows Media Player の不具合
何度もライブラリーが壊れ「多数の曲を失う」の繰り返し

急に Windows Media Player の調子がおかしくなり、立ち上げる度にライブラリーを一から取得始めるようになった。一旦閉じるとライブラリーが全て空になり、情報が失われてしまう恐ろしい事態が発生した。
ライブラリーには56.000曲超の楽曲(wma音源)がある。楽曲数が多くメディアラブラリーの更新には毎回40~50分程必要だ。空の常態から情報を再取得すると数時間を要する。その間に下手に弄るとプログラムが応答しなくなる。実に勿体ない無駄な時間だ。
そこで止むを得ず、削除した Groove Music を再インストールして間に合わせることにした。その選択がとんだ無駄な時間を費やすきっかけとなった。

因みに Groove music の削除は以下の手順で簡単に行える。
❶ Windows Power Shell の起動:→ スタート・メニューの検索欄に [Power Shell] と入力し、管理者としてこれを実行する。
❷ Groove Music の削除コマンド:→ Get-AppxPackage *zune* | Remove-AppxPackage と入力し「Enter」で完了。

元々、Windows Media Player は深夜のBGM 以外では殆んど使わず、主に「画像付き索引」として利用していた。つまり、再生機能に問題が生じても個人的には大した問題ではなかった。
しかし、ライブラリーの一覧が壊れたとなると話は全く別だ。Windows Media Player には他の Windows 準拠のプレイヤーにない便利な機能がある。アーティストやアルバムの一覧にCDジャケットや好みの画像を自由に貼り付けられる(Groove Music は自動取得した画像以外は駄目)ことだ。この機能は一覧を「索引」として利用する自分にとっては捨てがたい機能なのだ。
ライブラリー情報の取得先は外付けHDDにしてある。そこには手持ちの wma音源が全て置いてある。音楽を楽しむ時は最初に Windows Media Player のライブラリーを使い選曲し、次に AIMP で再生する。
故に wav音源には関与させていなかった。ところが、今回 Groove Music を復活させるにあたり、あろうことか Groove Music の情報取得先を wav音源にしてしまったのだ。
これにより Windows Media Player 不具合が Groove Music にも感染(?)し、wav音源の保存先HDDが空っぽになってしまった。(単に両者の設定に関連性があるだけだが…)
通常、削除されたファイルはゴミ箱にあるので、そこから「元に戻す」で解決する筈だったのだが…HDDの容量確保の為にゴミ箱の設定を「削除と同時にファイルを消去する」にしてあった。(下図)
この設定がダメージに更なる追い打ちをかけた。戻すべきファイルが完全に無くなっていた。(最悪サルベージは可能なのだが…完全に戻らない可能性も…)
前述の通り、再生は AIMP を使うので、Windows Media Player の再生機能に問題が生じても音楽は楽しめる。しかし AIMP のライブラリー管理は Windows Media Player と比べると個人的には不満がある。軽い動作と高音質が売りなので止むを得ないが。やはり、 Windows Media Player の「文字+画像」は捨てがたい。
Windows Media Player はデフォルトでアルバム・アーティストを文字コード順に表示する。欧米のアーティストはそれでも良いが、漢字圏は些か趣を異にする。漢字を文字コード順に並べられると甚だ見ずらい。一目見るだけで目的のアルバムに行き着けない。
そこで、「山口百恵」なら「や 山口百恵」とアーティスト名の頭に「読み」の最初の文字をを入れることにした。こうすることで同じ読みのアーティストを揃えることができ、収録枚数が増えれば増える程重宝する「文字+画像の索引」が完成する。
Windows Media Player の修復とバックアップ

ダメージを受けた音源は別のHDDにバックアップがあるので最悪そちらから戻せるが、取り敢えず Windows Media Player の不具合を何とかしなければこの先も同じ「悲劇」が再発することは確実だ。
そこで幾つか修復を試みた。Windows Media Player を削除して再インストールできれば簡単に解決する問題なのだが、Windows Media Player はシステム・ファイルとして組み込まれているので再インストールが出来ない意地の悪い仕組みになっている。ただ単に「有効化」「無効化」が選べるだけだ。
Win10 は標準機能として「システムファイルチェッカー」がある。OSの挙動が変だと感じたらコマンドプロンプト(管理者)から sfc /scannow を実行し不具合を自動的に修復できる。しかし今回はWindows Media Player なので「Microsoft 簡易修正ツールソリューション」を使用した。(上はそのサイトの Windows Media Player に関する部分)
上の「Windows Media Player の設定問題を検索・修正する」と「Windows Media Player のライブラリの問題を検索・修正する」の双方を実行した。
案の定、「ライブラリーが壊れている」と表示される。Media Player もプログラムなので壊れることだってある。
実行後は一応安定しているようには見えるが、ライブラリーの生成後に再起動し、オプション設定を開いてみると「ライブラリーから削除したファイルはPCから削除する」の設定に再びチェックが入っている。つまり、不具合によりライブラリーから失われたファイルが物理的にも削除される設定になっている(最初の設定で外したのだが…これならすべて消える訳だ!)。
不具合は完全には解消されてはいないようだが、何とか使える程度にはなったので暫くこのまま様子見だ。
保存音源が増えるに従いバックアップには細心の注意をしている。昔、2年かけて高画質でスキャン(フィルム)した画像を一瞬で失った痛い記憶がある。この時はミラーリングのシステム事態が破損し、全てのファイルがサルベージ出来ない状態に陥った。それ以来バックアップは別々の外付けHDDに「同じ内容で」を心掛けている。
現在、 wma音源のバックアップが4台、wav音源のバックアップは2台の態勢だ。また、wma音源の取り込みには Windows Media Player では無く Power2Go を使い、本体内の専用フォルダに一旦保存し、エンコードの必要があるものはエンコードしてから各保存先に移している。Windows Media Player を使って取り込むと、設定した保存先繁栄されるので止むを得ない。
今のバックアップ態勢だと、wma音源ならどのライブラリーが破損しても3時間もあれば修復できる。だが、wav音源は些か異なる。wma音源よりは少ない36.000曲余だが1.8TBある。これをUSB2.0でコピーしようものなら丸2日を要してしまう。
そこで活用しているのがセンチュリーの「裸族のお立ち台」 (下: 写真はネットからの流用)だ。現在これに同容量のHDDを2枚挿している。この「裸族のお立ち台」はPC無しでHDDのコピーが可能な優れもので、HDDのクラッシュにも「丸ごとコピー」で対処でき、4時間もあれば足りる。
この「裸族のお立ち台」のクローン生成は嬉しい機能で、全ての起動ディスクのクローンを作ってさえおけば、PCが思いがけないクラッシュに見舞われても余裕(データは一部失うが…)でいられる。
クローン・ディスクはコピー元と全く同じものになるので、HDDの署名(HDDの戸籍抄本のようなもの)も全く同じになり、 Microsoft の認証もすんなりと通る。
ただ、起動ディスクのように同一PC内に一枚(基本的には)なら問題は無いが、今回のようにバックアップの為にコピー元とコピー先が2枚同時に存在する場合は些かややこしい。HDDの署名競合問題が発生するからだ。
この問題が発生すると、「コンピュータの管理」→「ディスクの管理」では2枚とも認識されていても、エクスプローラーには1枚しか表れない。別々に挿すのであれば双方とも問題なく表示するが、2枚同時には使えない状態だ。
この署名の競合に対処するのがコマンドプロンプトの diskpart だ。実行するといとも簡単に2台のHDDが見えるようになる。
diskpartの手順:コマンドプロンプトを立ち上げる → diskpart (Enter)→ list disk(Enter) → select desk *(*は一覧のなかから表示させいHDDの番号を選びEnter - 「select disk」と「*」の間は半角スペース)→ online disk → exit で終了。
バックアップ時に混乱しないよう保存先のフォルダ・アイコンは全てカスタマイズしてある。
The  Drawers Contents 
  
エステ
inserted by FC2 system