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2019/12/11 年賀状の準備をしなければ…

年末が近づくと量販店ではプリンターの大幅値下げが始まる。買い替える者が結構多いと聴く。仕事に使わない限りは季節の挨拶状印刷以外に使い道がないと思うが…
殆どの者は賀状印刷を終えたら、翌年の年末までは全く使わない。そもそも仕事や趣味で使わないのであれば、活躍する機会は多くない。翌年末には乾燥してインクは使い物にならなくなる。
特に、最近のフルカラー・プリンターは色数がどんどん増えている。全色交換ともなると結構な金額になる。入門用機種なら数回全交換すれば、新しいもの買い替えも可能な金額なる。メーカーがハードでは稼げないのでインクカートリッジで稼いでいると云われて久しい。
現代では賀状を出す習慣が衰退しているので、プリンターを手放す者が増えるのは当然の成り行きだろう。印刷の必要があればPDFにしてからUSBに収め、コンビニに向かうだけで事足りる。
ただ、プリンターをPCにインストールしていないと、エクセルやワード等の余白調整ができなくなる。デフォルトでは余白がかなり広い。そのままではかなり困る。
つい先日、あちこち調整しながら使っていた愛用のプリンター(PM-A920)が寿命を迎えた。古い機種なので修理は無駄と判断し、潔く粗大ゴミとして廃棄した。大人買いした大量のインクだけが残った。幸いインクは互換インク(1色100円未満)なのでダメージは少ないが…

子供の頃は「芋版」や「木版」で遊びながら年賀状を作った。字を書くのが苦手(単に下手なだけ)なので、大人になるに従い年賀状作りは、この習慣は消えて行った。そして、ワープロなるものが出現し年賀状作りは再び復活、ワープロ一択となった。
ただ、ワープロ印刷はあまりにも味気無いということで多色刷りに挑戦した。当時から文字の色を変えることは多くの者がやっていたが、小学生の作品にしか見えない。そこで使用する画像(図柄やカット)をドット単位で分解し、カラー印刷にした。
画像は小さなものでも数千ドットあり、多大な根気と時間、それとカラー・リボン(当時は金や銀のリボンもあった)を必要とした。カラー・リボンは繰り返し使用が出来ない。1ドット幅で10cmの線を引くと、リボンは10cm無くなる。たちまちリボンが無くなり1枚当たりの原価は恐ろしく高いものになった。
友人は毎回楽しみにしていると言ってはくれるが、最終的には市販のハガキに黒一色の印刷に落ち着いた。
今では賀状(イメージ)をメールに添付して済ましている。Photoshop で作って添付するだけなので基本的に消耗品は一切ない。自宅警備員にとってはこれが最良の策だ。
幾つか運営しているサイトは年明けと同時に賀状イメージをアップしている。来年はオリンピックの年だということもあり、和柄に英語表記のものをと考え作成中だ。


推古12年(604年)に十七条憲法が制定されたことで日本にも暦が誕生し、初めて「新年」と「新年の節目」の概念が生れたと考えられている。そしてこの頃に朝廷で新年の挨拶をする儀式が始まったとされている。
また、天平宝字元年(757年)、奈良の東大寺に2枚の布「人勝・じんしょう」が奉納された記録が残されている。「人勝」とは「人日・じんじつ」の贈答品で正月7日を指す。
画像にある16文字は「令節佳辰 福慶惟新 燮和万載 壽保千春」、意味は「正月七日のこのよき日、慶びを新にし、太平が万年続き、寿命は千春を保つことができますように」だ。これが日本最初の年賀状だと考えられているものだ。(正倉院宝物)

(人勝残闕雑張・じんしょうざんけつざっちょう)

明治45年当時の年賀ハガキ

The  Drawers Contents 
Creation Date: 10-JUL-2010  

Miles Davis - So What
Music video by Miles Davis performing So What.
(C) 2008 SONY MUSIC ENTERTAINMENT















 
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