最近は台湾の女性歌手に凝っている・So What
 
#231    


2020/02/15 新型コロナウイルスのカラー画像

アメリカ国立アレルギー・感染症研究所 (NIAID; National Institute of Allergy and Infectious Diseases) が新型コロナウイルスの画像を公開した。 【 NIAID Makes New Images of SARS-CoV-2 Available for COVID-19 Coverage 】
This scanning electron microscope image shows SARS-CoV-2 (yellow)—also known as 2019-nCoV, the virus that causes COVID-19—isolated from a patient in the U.S., emerging from the surface of cells (blue/pink) cultured in the lab. Credit: NIAID-RML
by Sabin Russell 14 Feb 2020
This scanning electron microscope image shows SARS-CoV-2 (yellow)—also known as 2019-nCoV, the virus that causes COVID-19—isolated from a patient in the U.S., emerging from the surface of cells (pink) cultured in the lab. Credit: NIAID-RML
これらの画像が公開された時点で中国国内の患者数は6万人を超えたと云われているが、中国当局の発表は全くあてにはならない。
下は武漢市で既存の展示場を病院に改造して対応している様子(写真:新華社/アフロ
そもそも病院へ行った者の多くは受け入れられずに追い返されている。検査キットは足りず、治療薬も全く足りていないと云う。そのような状態では殺到する市民の受け入れは到底無理だろうが、発熱していてもカウントされることは無い。
市内の火葬場は24時間フル稼働だとも云われている。実際の患者数を考えると恐ろしい…
一方、アメリカではインフルエンザが猛威を振るい、今期だけでも既に12000人が無くなっている。
アメリカには日本の医療保険制度(国民健康保険や社会保険)のようなものが無く、個人で民間の医療保険へ加入するか、職場を通じて民間企業が募集する医療保険に加入するかである。ただ、民間企業が運用する保険だ。損得勘定が優先されることは自明のことだ。(高齢者や貧困層は国が運営する公的な医療保険への加入は可能らしい)
いずれの場合も加入義務は全くなく「選択の自由」だ。それ故、未だに4000万人以上が医療保険未加入者だと云う。
保険未加入だと治療費が恐ろしく高額になる。当然、薬代も日本とは比較にならない。外務省のホームページによると、ニューヨーク・マンハッタン区で虫垂炎で8日間入院した際に、治療費として7万ドルを請求されたケースがあったそうだ。救急車ですら走行距離によって請求額は変わり、救急車を1回呼ぶと500ドル、場所によっては約1000ドル請求されることも珍しくないらしい。
日本では考えられないがそれがアメリカの現実だ。(日本は救急車を余りにも安易に利用し過ぎるが…)結果として、貧しい者は早期に適切な治療を受けられず重篤に陥るケースが増える。
世界では毎年25万~50万人もがインフルエンザで命を落としているが、 ウイルスの感染に対する有効な手段は今のところ発見されていない。日本でのインフルエンザによる死亡者数は毎年約1万人と推計されている。
2020/02/03 予防効果は無いのにマスクが無い!

中華人民共和国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス(武漢肺炎)の死者が、中国だけで昨日(2月2日)の時点で304人、1万4380人もの感染が確認されている。下は国立感染症研究所が分離した新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真。
新型コロナウイルス(武漢肺炎)感染者の大部分は武漢市内とその周辺に集中しているが、中国共産党の隠ぺい体質により、対策が後手後手になり世界各地へ拡散されてしまった。今のところ死者の殆どは武漢とその周辺地域に集中しているが、他の地域でも複数の死者が確認されている。
昨日(2日)にはフィリピンで新型コロナウイルスに感染していた中国人男性(湖北省武漢市出身の44歳)が1日に死亡したと発表された。
中国国外での死者はこれが初めてだが、2002年の重症急性呼吸器症候群(SARS)の経験は全く生かされず、初期段階での封じ込めは完全に失敗してしまった。

SARS - severe acute respiratory syndrome (重症急性呼吸器症候群):2002年11月16日に、中国の広東省で非定型性肺炎の患者が報告され、翌年の3月には旅行者を介し、32の地域や国々へ拡大。同12日にはWHOが全世界に向け、異型肺炎の流行 に関する注意喚起(Global Alert)を発した。更にその3日後には原因不明の重症呼吸器疾患SARS(severe acute respiratory syndrome)と名づけ、「世界規模の健康上の脅威」として異例の旅行勧告を発表した。

発生地の武漢市の位置
現在日本での感染者数は計20人で、中国の状況からみても封じ込めは難しいと考えられ、既に人から人への感染が広がっている可能性が指摘されている。今後、深刻な事態も想定されるので可能な限りの対策をとっていく必要があるだろう。
そんな中、タイから良い知らせが届いた。時事通信社 (2020/02/03 13:45)によると、タイ保健省は2日、新型コロナウイルスによる重症の肺炎患者に、インフルエンザ治療薬と抗エイズウイルス(HIV)薬を組み合わせて投与したところ、症状が急速に改善したと発表した。治療に当たった医師によると、10日にわたって症状が悪化し続けていた中国人女性(71歳)に投与した結果、熱が下がり、食欲が回復。48時間以内にコロナウイルスが消えた。とのことだ。
今巷ではマスクが手に入り辛くなっている。春節(中国の旧正月)で訪れた中国人観光客が大量に買い占めて行ったとされるが、これを機に一儲けしようとする品性下劣な日本人が多くいるのもまた事実だ。
下は武漢や上海の病院へ寄付するため、一人当たり販売個数制限があるなか佐賀周辺を夜通し走り回って42,000個、1.2トンのマスクをかき集めた中国人と、それを佐賀空港から上海へ無償で運ぶ春秋航空。
本当に寄付目的の行為なら立派な面もあるが、買い占められると困る者も多いことを忘れてはいないか。物事難にでも限度がある。ここまでやるとハッキリ言って迷惑でしかない。




マスクが不足する中国ではイロイロな代用マスクが考えられている。上の左側は生理用ナプキンで、下は紙おむつで代用したものだ。この他にもブラジャーを利用したものもあった。実際にこれを使うとなるとかなり勇気がいるが、それだけ事態は深刻なのだろう。ある意味尊敬できるが…ペットボトルを利用したものは子供が大喜びしそうだ。


何れも発想は面白いが、残念ながら効果は全く期待できない。そもそもマスクはウイルスに対しての防御効果は皆無だ。
参照:
当ブログ内 #14 2010/11/23 うがい・手洗い・マスクは予防効果無し
姉妹サイト うがい・手洗い・マスクは予防効果無し
が感染者が咳やくしゃみで放出する5ミクロンの飛沫微粒子
が乾燥した飛沫の核(空気感染や接触感染を引き起こす)の微粒子で2ミクロン
が医療用に使われるN95マスクが捕捉できる0.3ミクロンの微粒子
●がナノマスクが捕捉可能な0.03ミクロンの微粒子(矢印の先の黒い点)
因みにコロナウイルス大きさは直径100ナノメートル(1nm=1mmの100万分の1)程度で●より更に小さい。ざるで水をすくうようなものだ。

 厚生労働省 新型コロナウイルスに関するQ&A
新型コロナウイルスへの感染が疑われる人を対象にした相談窓口:03-3595-2285(土日も含め、午前9時から午後9時まで)

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Creation Date: 10-JUL-2010  

Miles Davis - So What
Music video by Miles Davis performing So What.
(C) 2008 SONY MUSIC ENTERTAINMENT















 
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