#029
BBS
Contact
Wayside Flower
Archives:The Drawers Contents
Traditional Japanese colors

How to save the streaming broadcast

How to Find a contract provider
Study of the Fishing float
My Family
Creation Date: 10-JUL-2010 
Miles Davis Kind of Blue 



Archives:The Drawers Contents
□ 2011/03/20 マルウェアを含む添付ファイルには要注意

つい先日、偽情報のチェーンメールが問題になったばかりだが、今度は悪意あるプログラム(マルウェア)を添付したメールが報告された。「件名」と「本文」が日本語で書かれ、地震、津波、原発、節電、家族安否、といった文字を含むファイルが添付されている。 ファイルの拡張子は exe scr doc xls 等で、例えば拡張子 xls は馴染みのあるエクセルの拡張子なので、不用意に開いてしまうと、①TROJ_DROPPER.ADO や ② BKDR_COSMU.KO 等が生成され、PCの情報を収集し外部に送信されてしまう。また②のBKDR_COSMU.KO はバックドア機能があり遠隔操作でPCを操作される危険もあるらしい。 この時期に被災地に親族がいる者は充分に注意したい。
□ 2011/03/19 問われる原発の安全性と福島原発の現況

今回の東北関東大地震で発生した津波は、当然予想できた高さだ。未曾有の災害ではあることは確かだが決して想定外だった訳ではない。過去に歴然とした記録があるにも関わらず、「想定外」として事故の責任を回避しようとする東京電力の魂胆がみえみえだ。
明治29年(1896年)の明治三陸地震では、岩手県綾里で38.2mもの津波を観測している。原発建設時にこのことを知らぬ訳はなく、コスト的な問題で故意に無視したものと考えられる。橋や堤防を設計する際も、100年に一度有るか無いかの巨大地震は計算には入れない。余りにもコストがかかり過ぎることが主な理由だ。しかし、原発は他のものとは根本的に異なる。破壊されればその及ぼす被害は地震や他の災害の比では無い。

明治三陸地震
明治三陸地震
明治三陸地震
明治29年(1896年)の明治三陸地震の津波の被害

今現在も自衛隊員や消防署員による決死の放水作業が続いている。これは使用済み核燃料を貯蔵するプールの水が地震で失われ、燃料棒が露出して冷却水が次々と蒸発しているからだ。プールは原子炉建屋内にはあるが、場所は加圧容器内ではない。
つまり、使用済み燃料棒の貯蔵プールは一気圧の外気に晒される位置にある。水は通常100℃で沸騰し、燃料棒を覆うジルコニウム合金と激しく反応し多量の水素ガスを発生させる。発生したガスは建屋内に貯まり、静電気や建屋内の構造物の破壊に伴う火花で引火し爆発する。また、燃料棒を覆うジルコニウム合金も水との反応で劣化し、核燃料を露出させてしまう。
事故で放出される放射線量が増加していることは、燃料棒の破壊が進行していることを意味する。TVに出てくる学者は「燃料棒は2800℃で溶融が始まるので、まだまだ最悪の状況では無い」と口を揃えるが、1979年3月28日に発生したスリーマイル島原発事故は、後の解析により600℃で炉心溶融が起こったことが判明している。
核の警鐘 問われる原発の安全性 1/4
核の警鐘 問われる原発の安全性 2/4
核の警鐘 問われる原発の安全性 3/4
核の警鐘 問われる原発の安全性 4/4
放水中以外の原子炉は、現在外部より電源を引き込み、冷却を試みてはいるが、未だ安定性は確保されてはいない。原子炉圧力容器内の冷却水は、一気圧の燃料棒一時貯蔵プールとは異なり、かなりの高圧下にあり、水は100℃ではなく280℃で沸騰する。この圧力容器内でも燃料棒が冷却水から露出し、水素ガスを発生させている。注水による冷却が成功しない限り燃料棒が高温で水と激しく反応し、容器内の圧力がどんどん高まる。圧力容器破壊の危険を回避し内部圧力を下げる為には、放射性物質を含んだガスを強制的に放出せざるを得ない。放射性物質が含まれているのは一部の燃料棒で破壊が起きている証拠だ。何とか沈静化して欲しい。このまま状況が悪化すると誰も近づけなくなる。後は想像もしたくない。
□ 2011/03/18 未だに続く買占め 恥ずかしくないのか

相変わらず非常識な輩が多い。未だにスーパーでは入荷した者が瞬く間に無くなる。充分とは言わないまでも都民が必要とする食料は確保されている筈なのに、売り場からは姿を消す。仕事が済んでからでは米、パン、レトルト食品等は手に入らない。毎日パンを食べている家庭ならともかく、急に全ての家庭がパン食に切り替えたかの様だ。優先して被災地に送られているので不足気味であるのは確かだ、もう少し自制して欲しい。

空の棚
空の棚

いつもタバコを買いに寄るコンビニで、偶然にも入荷したばかりの食パンに出遭った。今日、入荷したパンはその1斤だけだったそうだ。久々にトーストにでもして食べよう。

重機

近所に東京都立健康長寿医療センターと言う老人病院がある。今そこは拡張工事の真っ最中だ。構内では常に5台程の重機が、朝から夕方まで休みなく動き回っている。タンクローリーがやってきて燃料を補充している。重機が消費する燃料はかなりのものになる筈だ。燃料が不足して困っている業者が多い中、この現実を東京都はどう考えているのだろうか。
また、ガソリン・スタンドでは燃料を求める長蛇の列が毎日繰り返されている。1時間や2時間待たされることは当たり前のようになっている。
スタンドの従業員に話しを訊くと、5リットル程度で満タンになる車が多いそうだ。要するに必要も無いのに満タンにしている輩が多いことの証しだ。この非常時に全く赦せない連中だ。
□ 2011/03/18 ばらまき政策を廃止し被災地の復興財源に充てろ!

日本は東北関東大地震で未曾有の困難に陥っている。この国難を克服するには国民一人一人の忍耐と努力も大事だが、国民を率いる力の有る指導者が求められるのは言うまでもない。
被災地での統一地方選実施延期の特例法案は成立したが、菅直人首相は日本がこのような非常事態にあるにも関わらず、未だ「こども手当」の支給を諦めてはいない。優先順位を全く理解できない史上最も愚かな首相の一人だと言える。

管直人首相

「子ども手当」を中止すれば、約2兆2000億円の震災復興財源の確保が可能だ。阪神淡路大震災では3兆円超の補正予算が組まれた。東北関東大地震はそれ以上の被害を被災地に及ぼした。より多くの予算が必要になる。今は平時ではない非常時だ。政府は可能な限り被災地に予算を回せるよう早急に行動すべきだ。
□ 2011/03/18 ぶざまなヘリでの放水作業

昨日の自衛隊ヘリによる使用済み核燃料プールへの散水を見た。余りの情けなさで涙が出た。1機目は上空にホバリングして散水したが、2機目に至っては目標上空を通過しながらの散水だ。散水した殆どが風に流されてしまった。このような場合は風上から目標に向かうが、2機目は何と風下から飛行しながら散水を開始した。それも少し手前からだ。それが全世界に配信されてしまった。全くの恥晒しだ。ヘリの侵入方向と速度、高度、目標上空の風向きや、予想される拡散範囲を計算して散水するのは基礎の基礎だ。
そもそも自衛隊は国民の生命を護るためにある。原発は大量の放射性物質を飛散させる危機的状況にある。今、福島原発の危機を救うことは、国民の命を護ることに通じる。無駄に費やす時間は無い。人生(じんかん)到る処青山(せいざん)有りだ。ここで死なずにどこで死ぬ!
低空で侵入し、目標上空にホバリングしながら散水すれば確実にプールに水は入った。ここで怖気づくようでは国民を護れない。命令する側も実行する側も辛いのは当然だが、自衛隊員であることを忘れて欲しくない。国難を救う覚悟と気概があれば、公務員規定云々は間違ってもその口から出て来ない筈だ。この国難にあたり強力な指導者に恵まれないのは日本の悲劇だ。
18日の今日も、昨日に引き続き3号機冷却の為に、自衛隊のよる地上からの放水作業が行われた。間抜けなヘリ部隊は使わず、特殊消防車6台と米軍提供の特殊放水車1台の計7台で約50トンの放水を行った。プールまで水は届いたとされるが、放射線量に大きな変化は見られない。
inserted by FC2 system