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□ 2012/08/21 セミ穴

暑い残暑も蝉にとっては子孫繁栄の大切な時期だ。生涯の大部分を幼虫として土の中で過ごすし、土から出ると残された時間はわずかだ。一般的には一週間ほどでその生涯を終えると云われてはいるが、実際はもう少し長いようだ。 とは云え、1か月も活きる訳ではない。土から出れば 正に命懸けの勝負になることに変りはない。


ところで、何故かセミ穴はいつ見ても奇麗に口を開けている。蟻の巣のように周りに掘った土が見当たらない。地中に住み家を構えるのであれば掘った 土は一体どこに消えたのか…
□ 2012/08/12 パンダとペンギン

持病の「逆流性食道炎」がかなり酷く、毎日「胸やけ」と「吐き気」との戦いだ。体調が優れないと何事もやる気が失せる。このブログも最後のアップが何と先月の七夕だった。決してネットと遠ざかっていた訳ではないが、書く気がしない。やっとお盆休みを迎え何とかストレスが発散できそうなので少し書いてみた。特にコレと言った内容でも無いが、「パンダとペンギン」に就いて書くことにした。
パンダとペンギン、どちらも心が和む動物だ、特に子供の可愛さは格段だ。しかし、今回の「パンダとペンギン」は動物の話ではない。グーグルの検索エンジンの話だ。


グーグルは以前から「高品質サイトを高く評価する」為のアルゴリズム変更をアナウンスしていた。だが、日本語と韓国語のサイトに関しては実施されていなかったが、どうやら先月辺りから順次実施され始めているようだ。
気になる変更内容だが、一般の者には大きく影響しないとは思われるが、通販サイトやアフィリエイトばかりで構成されるているようなサイトは、もろに影響を受けそうだ。独自性が薄くコピーコンテンツ満載で構成されるようなサイトは、グーグルが提唱する「高品質サイトを高く評価する」との考え方とは相いれないのだ。そのようなサイトは今後確実に評価が下がるだろう。つまり、独自性の無いサイトは多くの者に優良な情報を提供することが無いと判断され、一切評価しないシステムなのだ。これはグーグルが「評価しない」のであって、決して「ペナルティーを科す」訳では無い。検索エンジンに無視されるのだけだ、ペナルティーと比べれば雲泥の差だ。
確かに検索エンジンで何かを検索しようとすると(キーワードの入れ方にもよるが…)やたらと通販ページばかりがヒットする。中身はどれも似たようなコンテンツで溢れている。文章の多くを占めるのは、商品名とそのコピーだ。そのような内容のコピーや画像は数千の通販サイトで確実に重複する。これはミラーサイトやコピーコンテンツで構成されるサイトと同様で、独自性が全く無いとのことで順位を下げると予想される。営業目的ではないサイトを運営する者にとっては少しだけ朗報なのが、グーグルがペナルティーを科すのではなく「評価しない」としたことだ。この変更を「Pandaアップデート」と呼んでいる。
「Pandaアップデート」と異なり「Penginアップデート」は少々怖いかもしれない。この変更では過剰にSEOを施したサイトが対象となる。検出されると検索結果から消えたり、順位を大幅に落とすことになる。検索エンジンでは多くの者が2ページ目あたりまで、良くてもせいぜい3ページ止まりだ。つまり30位あたりが限界だと言える。それ以下なら無いも同然になる。SEOに力を注ぎたくなる気持ちは判るが、今後行き過ぎた対策はサイト自体が消えてしまう可能性が出てきた。そして、一度消されると殆ど復活は不可能だと云われている。注意しよう。
□ 2012/07/08 七夕・たなばた

昨日は「文月」の7日、誰もが知る七夕だ。子供たちが願い事を書いた短冊を笹に飾る。本来は習字や裁縫の上達を願い、己のスキルアップを願うものだったが、いつの間にか低俗で即物的なものへと変った。「○○が欲しい」や「○○になりたい」等々と、努力を伴わずに実現しようとするシステムに成り下がった。七夕はクリスマスではない。サンタクロースはいないのだ。


中国人(昔の)が人生の礎とする「仁礼信儀知」が短冊の色の由来だそうだ。青が仁、赤は礼、黄が信で、白が儀、そして黒が知に対応すると云う。母校には「礼義廉恥」の4文字が座右の銘のように金文字で光り輝いていた。礼儀を重んじ、義理を欠かさず、欲張らず、恥を知るの意だ。意味は前者と同じと考えて良い。
しかし今や短冊の色は信じられないほど多い。短冊は色紙を利用することが普通だ。子供のころの色紙は色数が極端に少なかった。印刷技術の進歩で色数は際限なく増え、金銀はもとより蛍光色のものまである。
中国由来の星祭だが伝来当初(奈良時代)しだ宮中の雅な行事だった。それが江戸時代に入ると、広く一般民衆にも広がり俗化し、現在の過剰とも言える短冊飾りとなった。雛祭りが民衆に広がったのと同じような経緯だが、こちらはひな祭りと比べ遥かに経済的だ。
□ 2012/07/01 あじさいの花に蜜は無い

梅雨にはアジサイが似合う。この花は土が酸性だと青く、アルカリ性だと赤くなると云われてきた。しかし同じ場所であっても、赤くなるものや青くなるものがある。本当のところ関係無いのではと感じる。これはアジサイを西洋に紹介したシーボルトの「フローラ・ヤポニカ」に、「日本ではアジサイが鮮やかな青色になるのは粘土質の土壌に鉄分が多く含まれるからだ」と述べていることに由来すると思われる。

左がシーボルトの妾「お滝」 右が2人の間にできた娘の「イネ」

アジサイの花に見える部分は花では無いことが広く知られてはいるが、花に蜜が無いことは余り知られていない。普通、花には香りと蜜があることが常識となっている。その香りや蜜で昆虫を呼び寄せ受粉する。しかし、アジサイの花には匂いが無い。それどころかご褒美の「蜜」すら無い。ではどのようにしてアジサイは昆虫を呼び寄せているのか。その答えが「装飾花」と呼ばれる花のように見える部分にあった。


香りや蜜の代わりに派手な色で昆虫を呼び寄せるのだと云う。そして受粉に成功すると、装飾花は派手な面を下にして逆向きになる。
「もう用はないよ!」の明確な意思表示だ。色の変化を女(男もあり)の移り気に例えることがしばしばあるが、本当は手のひらをかえすような装飾花の素っ気なさにあるのではと思ってしまう。
□ 2012/06/30 点字ブロック

施工者が忘れたのだろうが、滅多には発生しないミスだろう。作業員がブロックを貼り付けた後に、専用の塗料(これが臭い!)を厚く塗り込み、更にその後、はみ出した部分をカッターで削り取る。そして最終段階には現場責任者がブロックの上をゆっくりと歩いて貼り付けが不十分なものや、削り忘れを確認している。塗料の汚れ具合から大分月日が流れている気がする。画像の下がミス無く施工されたものだ。


一般に「点字ブロック」と呼ばれている歩道上の突起物の正式名称は「視覚障害者誘導用ブロック」と呼ぶ。このブロックは、視覚に障害を持つ者が安全に歩行できるように考案されたもので、日本人の発明だと云う。当初、実験的に岡山県の盲学校に設置されテストされた。これが実質的な世界最初の点字ブロックだ。今や先進各国の都会では珍しいものではなくなってきている。


この視覚障害者の安全な歩行を補助するために開発された点字ブロックだが、その上に平気で自転車を止める心無い輩も多く、不法駐輪が目立つ駅前では全く役に立っていないことすらある。また、実際に目が不自由でも、点字ブロックの存在を快く思っていない者もいる。車椅子の車輪が突起物に邪魔され、うまく操作できなかったり、杖を使う障害者は、突起に引っ掛かり躓いてしまうケースすらあるらしい。共に邪魔な存在の理由として挙げているのが、僅かに飛び出した構造だ。この突起のある構造は障害者が足裏の感触でその存在を知る為で、今のところ他に代わる方法はない。何にでも当の本人でない限り判らないことはあるものだ。
□ 2012/06/30 夏越祓(なごしはらい)

夏越祓(なごしはらい)は水無月(みなづき)の晦日に行われ、輪越祓(わごしはらい)とも呼ばれる年に2回ある厄払いの中の一つだ。
元々は12月の大晦日に行われた宮中行事の年越の祓(としこしのはらえ)と対をなす神事だそうで、年に2回行われる行事の中の一つで、現在では一年の丁度半ばにあたる今日(6月30日)がその日だ。半年の間に溜まった罪や穢れを祓い、無病息災を祈願する日とされている。


間では紙の人形(ひとがた)で身体を撫で、半年間の罪や穢れを人形に移し、それを川に流すことで穢れを祓ったり、茅(ちがや)を束ねた輪(水神としての蛇を形象化したもの)をくぐることで、穢れを祓う輪越祓が行われている。


古代から人形は、他人に呪いをかけるための道具(藁人形やブードゥー教の泥人形)や、人間の身代わりとしての役を担ってきた一面がある。信心深くはないが、人形に穢れを移し川に流す行為は何となく解るが、茅の輪をくぐると厄払いになるとの発想が全く理解できない。信心とは摩訶不思議なものだ。

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