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□ 2012/11/25 検索エンジンの上位表示とページランク

何某かのサイトを運営している者は、己がサイトの検索順位やページランクが気になって当然だ。SNS等の仲間内だけで盛り上がれるサイトならいざ知らず、不特定多数が対象となるとそうはいかない。意図したキーワードで検索エンジンに上位表示されるか否かは、訪問者獲得には絶対だし、通販サイト等では死活問題となる。一般に検索エンジンの表示を何ページまで見るかとなると、せいぜい2ページ辺りまで、つまり上位20位程度なのだ。それ以下の順位ではもはや存在しないに等しい。
姉妹サイトを例に出して恐縮だが、「インフルエンザ うがい」をキーワードで検索してみると、グーグルでは約2670000件がヒットする。その中の上位20位に表示される確率は何と0.000007%だ。姉妹サイトでは各ページが検索エンジンで上位表示(トップページ)されるように工夫している。

「index.html」でないだけで、各ページとも独立したコンテンツとして通用するように内容を充実させている。そうすることで、各ページ毎にページランクが貰える。そしてこれ等のページを互いにリンクさせることで内部対策を行っている。
それ故か、左のページはただの相互リンク集(姉妹サイトの相互リンク集#1)だが、ページランクが3になっている。
幸いこのサイト(So What)は憂さ晴らしが目的で、検索エンジンでの上位表示云々は一切心配していない。アクセス数も大したことはない。それでもいつの間にか3になっていた。頑張ってきた姉妹サイトの4からすると、何か間尺に合わないような気がしてならない。
ページランク3とは、グーグルの検索エンジンで「普通」と評価されたことを意味する。多くの中小企業のサイトは、良くても3程度が普通だ。それから考えれば個人のブログで3ならば「良し」とすべきだなのだろう。
ブログは他の本格的なホームページと比べ評価が低い傾向がある。ネット上で「ページランクが4になった」とされるブログを調べてみると、その殆どが実際にはずっと低い。以前には本当に4の時期があったのかも知れないが…
そのようなサイトの多くがアフリエイトで溢れていたり、SEO指南を売り物しながら、訪れた者を己の商いに誘導するようなものが多くみられる。今はそのようなサイトはグーグルの評価が下がったのかも知れない。
過去には被リンクが「多ければ多いほど良い」とされた時代があった。闇雲に相互リンクを請け負うサイトの黄金時代だ。ところが、最近のように被リンクの「質」や「内容」が問われるようになると、安直な相互リンクでは検索エンジンでの上位表示やページランク向上に寄与しなくなった。それ故、高品質なサイトからの被リンクは重要な課題となる。
高品質なサイトからの被リンクは、される側にも同じようにグーグルに「高品質なサイト」だと判断される。問題なのは被リンクを設置して貰える場所だ。トップページにでも設置してもらえれば言うことはないが、そのようなことはまず考えられない。通常はもっと低い評価のページ(相互リンク集の評価は低いのが実情だ)に設置される。いくらページランク高いサイトからの被リンクでも、実際には設置されたページでの評価が基本となる。つまり、相互リンクは絶対ではない。効果は余り期待しない方が良いだろう。
また、ページランクが高くなったからと言って、検索エンジンで上位表示される保証などは無い。ただ、上位表示させることは左程難しくはない。適切なキーワードをアンカーテキストに散りばめるだけで良い。要は何を発信したいかを作り込む時にイメージが出来ていなければならない。
□ 2012/11/23 回生ブレーキ

TVCMで最新技術として「回生ブレーキ」搭載の車両が紹介されている。高級車には既に利用されている技術だが、軽自動車として初となる。減速時のエネルギーをリチウムイオン電池に充電し、必要な時に取り出して利用する。特に目新しい技術でもないので奇異にも感じたが、一般には余り知られていない技術だったようだ。小学校から高校の卒業まで、立川から四谷までJR中央線(当時は国鉄)を利用して通学していた。その当時から中央線の車両では回生ブレーキ(ブレーキング時にモーターを逆回転させ発電する)が使用されていたので、周知の枯れた技術だと思っていた。どうやらそうではなかったようだ。



F1(フォミュラー1)は2009年からKERS(運動エネルギー回収システム)を導入している。導入当初は電池重量と複雑なシステムが敬遠され、採用を渋るチームもあったが、現在では各チームとも採用している。車体重量の増加に伴う損失と比べ、効果がそれを凌駕するからに他ならない。


F1は直線スピードが300km/hを優に超える。加えて、急減速・急加速を頻繁に繰り返すマシンにもドライバーにも過酷なレースとして知られている。
300km/h近い速度でコーナーに侵入し、80km/h程度まで一気に減速してコーナーを抜ける。その時、カーボン製のブレーキパットは発生する熱で真っ赤になる。鉄製では溶けてしまって全く役に立たない。コーナーを抜け終えると今度は再び急加速に移る。


KARSは正にこの急減速と急加速を繰り返す際に大きな効果を発揮する。減速時に生み出される膨大なエネルギーを電池に蓄え、加速する際にそれを急速に放出する。そのエネルギーでエンジン・パワーを一気に増幅して加速する。現在のF1はDRS(Drag Reduction System )との組み合わせでレース展開がより面白くなってきている。今年も残すところ後1回(ブラジル戦)のみとなった。



□ 2012/11/22 日本の喪の色


知人の訃報が届いた。周囲で亡くなる者が増えるのは年代のせいだろう。人は生まれそして死んで行く。そうやってこの世は新陳代謝を繰り返す。「人が死を悲しむのはその人との思い出に対して悲しんでいるのだ」と言う者がいる。確かに見ず知らずの人の死に悲しみを覚えることは少ない。それだけでもないだろうが…その説に一理あることは認めざるを得ない。
葬式も様々で、地域による慣習、個人の考え方等で礼儀が異なることも多々あり、戸惑うこともしばしばある。遺族の心労にも大変なものがあり、最近は生前に「密葬」を望む者が増えている。父も、母も「密葬」だった。特に都会では「密葬」が多いようだ。

http://hudankimono.blog.so-net.ne.jp/

昔、喪の色は白でも無ければ黒でも無かったそうだ。今では喪と言えば黒だが、旅立つ者の死に装束は白が一般的な習わしだ。「日本書紀」や「隋書倭国伝」には、日本の喪の色は「白」だと記されている。
その喪の色であった「白」が平安朝に入ると、突如「黒」に変わり、その後期には再び「白」に戻った。これは718年の「養老喪葬令」で、天皇は直系二親等以上の喪には「錫紵・しゃくじょ」を着用すると定められたことによるらしい。これにより今まで「白」だった喪の色が「黒」へとシフトして行った。
しかし「黒」になったきっかけが「勘違いだった」とされる説もあり、事実だとしたら間抜けな話だ。尤も、「包子」と「饅頭」を混同した(包子には具が入っているが饅頭に具は入っていない)例もあるので、特に不思議とは思わないが、誰もその感違いに気付いた者がいなかったことが不思議だ。それとも何か指摘できないような複雑なものがあったのだろうか。


「唐書」には皇帝の喪服は「錫衰・しゃくさい」と記されてある。どうやら当時の官吏は、この「錫衰」を墨染めもことだと「勘違い」したらしい。唐で「錫」は白い布のことを指し「黒」ではない。これは唐の絵巻を見れば一目瞭然だ。ところが何故か、この白い筈の「錫衰」の「錫」を、金属の錫(すず)だと解釈し、薄墨色にしてしまったようだ。そして悲しみを表わすには、より黒い方が良いのではと、徐々に色が濃くなり、最終的に「黒」に落ち着いたようだ。
ところが、平安後期には一般化した黒も、室町時代には再び「白」に戻っている。まさかこの時になって初めて「勘違い」に気付いた訳でもあるまいが…


人の死は「穢れ」とされ、葬儀に使った衣類は捨ててしまう風習があったが、恵まれた支配層ならいざ知らず、庶民がその都度捨てていたとは到底考え難い。つまり、黒に変えたのは支配層や恵まれた者達で、貧しい庶民は、昔からの「白」を使い続けていたのではないだろうか。
庶民の記録は後世まで残ることは少ない。我々が目にするのは、大よそ「支配階級」や寺社関係に限られることが多い。それ故、ある時代の支配層での喪服が「黒」であれば、その時代の「喪の色は黒」だとされ、白が着られれば「喪の色は白」とされるのではないだろうか。
日本では喪の色として多くの記録が残っている。決して白や黒ばかりではないことが判る。むしろ明治以前では今全盛の「黒」の方が稀であったようだ。
明治に入ってからは西洋の影響もあろうが、度重なる戦災により白い布が欠乏し、どんな色の着物にでも染められる黒が定着したとの説もある。
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