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□ 2014/08/22 粉瘤・ふんりゅう・アテローム

右肩の腫瘍の手術をした。脂肪の塊だと勘違いする者が多い「粉瘤」(ふんりゅう・アテローム) と呼ぶ一種の表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)で、良性だとのことだ。
痛みも無く既に十数年も放置してきたが、最近では表皮が薄くなり、触ると痛みを感じるようにもなっていた。徐々に大きくもなり今にも破れそうなので、思い切って取り除くことにした。
この腫瘍のせいでシュルダー・バックは左肩にしか掛けられない。重いものを担ぎ続けるとかなり辛い!疲れてくると腰にも痛みが出る。最近では表皮が増々薄くなり、ブヨブヨした感じは当に第三の洗剤「ジェルボール」そのものだ。手術には潮時だったのだろう。
下がMRIの断層写真だ。(赤く着色した部分が粉瘤)


MRIの画像から腫瘍は骨との癒着も無く、手術は割と簡単だとの診断だったが、白内障の手術が優先されたので後回しになった。手術を待つ間に注意するのは、表皮がかなり薄くなり色も変わってきているので、傷つけたり潰さないようにすることだった。
粉瘤が炎症や感染を起こすと、周辺に肉芽腫(にくがしゅ)瘢痕(はんこん)等ができ、手術は難しくなるらしい。また当然のことキズ跡も大きくなるとのことだ。
 
http://health.goo.ne.jp/medical/mame/karada/jin040.html

皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織の三層に分かれ、表皮は更に角質層(かくしつそう)、顆粒層(かりゅうそう)、有棘層(ゆうきょくそう)、基底層(きていそう)の四層に分かれている。
新陳代謝により表皮は細胞分裂を繰り返し( ターンオーバー)、基底層に於いては常に新しい表皮細胞が作られ、この新しい細胞により古い細胞は皮膚表面に押し上げられ、角質へと変化し、最終的に垢(あか)となって身体から剥がれ落ちてゆく。
粉瘤は、何んらかの原因により毛穴の奥が袋状に変化し、老廃物がそこに溜まったもので、多くの場合は皮膚表面に開口部がありニキビと間違われることも多い。また、稀に怪我などで表皮細胞が皮膚の中に入り込み袋を形成する場合もあるらしく、その場合は皮膚表面に開口部が見られないことが多いらしい。何れにしろ、袋の中に老廃物が溜まるのだから潰れるとかなり臭いとの話だった。


手術は表皮の薄い部分を含めて摘出するそうで、特に酷い痛みも無く30分程で終わった。メスで切り離すのとばかりおもっていたが、どうやらハサミのようなものが使われたらしく、常にジョキジョキと切る音が聞こえていた。
手術後に摘出物を見せてもらったが、大きさは鶏卵のM玉程で考えていたものよりは大きい。中は白い脂のようで、云われているような臭い匂いは特に感じなかった。新陳代謝により皮膚は常に新しいものと入れ替わるので、表皮細胞である以上どこにできても不思議ではないのだ。
ただ、気になったら早期に受診する方が良いだろう。大きくなればなるほど傷跡も大きくなるし、手術費も高くなる。金は溜まらずとも垢は溜まる。さっさと取ろう!
 
お世話になった木下整形形成外科



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